アカデミー賞特集2018

2/5(月)~3/4(日)

記念すべき90回目の授賞式を祝して、歴代受賞作を40作品放送

毎年、映画ファンの熱い思いが授賞式へと向かう“映画界最大の祭典”アカデミー賞。
現地時間3/4(日)の第90回アカデミー賞開催に向けて、シネフィルWOWOWでは、2月・3月の2ヶ月間、過去にアカデミー賞を受賞した名画を全40作品放送します。
これを観れば、第90回アカデミー賞が倍楽しめる、映画ファン必見の特集をぜひご堪能ください。

【作品賞】

史上最多の14部門にノミネートされ、作品賞ほか11部門を受賞した『タイタニック』、異色のモノクロ&サイレント映画として多くの映画賞を席巻し、アカデミー賞5冠に輝いた『アーティスト』、作品賞・監督賞・脚本賞を受賞しながら「自分にとってそれほど重要ではない」と授賞式には欠席したウディ・アレンの『アニー・ホール』、アカデミー賞8部門に輝いたオードリー・ヘプバーンの代表作として、また、その年のアカデミー主演女優賞を競ったジュリー・アンドリュースとのライバル関係においても記憶される『マイ・フェア・レディ』。アカデミー賞の歴史にその名を刻む名画8作品をお届けします。

  • アニー・ホール

    3月放送

    アニー・ホール

    1977年 アメリカ
    監督:ウディ・アレン
    出演:ウディ・アレン/ダイアン・キートン

    大人のカップルのすれ違いをコミカルに描いたウディ・アレン監督・主演・脚本の大人のラブ・ストーリー。

  • クラッシュ(2004)

    3月放送

    クラッシュ(2004)

    2004年 アメリカ
    監督:ポール・ハギス
    出演:サンドラ・ブロック/ドン・チードル

    アカデミー賞作品賞他全3部門受賞。サンドラ・ブロック、マット・ディロンはじめオールスターキャストで、人種間の軋轢を描く群像サスペンス。ポール・ハギス初監督作。

  • 英国王のスピーチ

    3月放送

    英国王のスピーチ

    2010年 イギリス=オーストラリア
    監督:トム・フーパー
    出演:コリン・ファース/ジェフリー・ラッシュ

    コリン・ファースが吃音に苦しむ英国王ジョージ6世に扮した伝記ドラマ。ドイツとの開戦を余儀なくされる中、王は渾身のスピーチに挑む。

  • タイタニック

    3月放送

    タイタニック

    1997年 アメリカ
    監督:ジェームズ・キャメロン
    出演:レオナルド・ディカプリオ/ケイト・ウィンスレット

    「アバター」に抜かれるまで史上最高だった大ヒット作。第70回アカデミー賞で史上最多タイの11部門受賞。約1500人が亡くなった客船タイタニックの沈没事故を再現。

  • マイ・フェア・レディ[4Kレストア版]

    3月放送

    マイ・フェア・レディ[4Kレストア版]

    1964年 アメリカ
    監督:ジョージ・キューカー
    出演:オードリー・ヘプバーン/レックス・ハリソン

    【4Kレストア版をマスターとした2Kダウンコンバート放送】ブロードウェイのヒット舞台を映画化した名作ロマンティックミュージカル。第37回アカデミー賞で主要8部門制覇。

  • スラムドッグ$ミリオネア

    3月放送

    スラムドッグ$ミリオネア

    2008年 イギリス=アメリカ
    監督:ダニー・ボイル
    出演:デヴ・パテル/マドゥル・ミッタル

    『トレインスポッティング』のダニー・ボイル監督が、インドのスラムで生き抜くひとりの青年の数奇な人生を美しい映像で描き、アカデミー作品賞に輝いた感動の人間ドラマ。

  • 許されざる者(1992)

    3月放送

    許されざる者(1992)

    1992年 アメリカ
    監督:クリント・イーストウッド
    出演:クリント・イーストウッド/ジーン・ハックマン

    クリント・イーストウッドが監督・製作・主演を務めアカデミー賞作品賞に輝いた西部劇。銃を捨て静かに暮らしていた老ガンマンが、賞金稼ぎのために再び銃を取る姿を描く。

  • アーティスト

    3月放送

    アーティスト

    2011年 フランス
    監督:ミシェル・アザナヴィシウス
    出演:ジャン・デュジャルダン /ベレニス・ベジョ

    第84回アカデミー賞で作品賞など5部門に輝いた秀作。サイレント映画のスターがたどる栄枯盛衰を大胆にもサイレント、モノクロ、スタンダードサイズのスタイルで描いた。

【男優賞・女優賞】

吃音を克服した英国王ジョージ6世を演じた『英国王のスピーチ』コリン・ファース、オーストラリア人俳優として初めてオスカーに輝いた『シャイン』ジェフリー・ラッシュ、実在の人物を演じ、その演技が絶賛された『エリン・ブロコビッチ』ジュリア・ロバーツ、世界がひと目で惚れ込んだ『ローマの休日』オードリー・ヘプバーンなど、名優たちの最高の演技が楽しめるアカデミー賞男優賞・女優賞受賞作品をお届けします。

〈男優賞〉

  • 主演:ジェフリー・ラッシュ
    シャイン

    2月5日(月)13:00

    シャイン

    1996年 オーストラリア
    監督:スコット・ヒックス
    出演:ジェフリー・ラッシュ/ノア・テイラー

    オーストラリアの実在の天才ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットの苦難の半生を描いた感動作。ジェフリー・ラッシュがアカデミー賞主演男優賞を獲得した音楽ドラマ。

  • 主演:ジャン・デュジャルダン
    アーティスト

    2月6日(火)13:00

    アーティスト

    2011年 フランス
    監督:ミシェル・アザナヴィシウス
    出演:ジャン・デュジャルダン /ベレニス・ベジョ

    第84回アカデミー賞で作品賞など5部門に輝いた秀作。サイレント映画のスターがたどる栄枯盛衰を大胆にもサイレント、モノクロ、スタンダードサイズのスタイルで描いた。

  • 主演:コリン・ファース
    英国王のスピーチ

    2月7日(水)13:00

    英国王のスピーチ

    2010年 イギリス=オーストラリア
    監督:トム・フーパー
    出演:コリン・ファース/ジェフリー・ラッシュ

    コリン・ファースが吃音に苦しむ英国王ジョージ6世に扮した伝記ドラマ。ドイツとの開戦を余儀なくされる中、王は渾身のスピーチに挑む。第83回アカデミー作品賞受賞。

  • 主演:エイドリアン・ブロディ
    戦場のピアニスト

    2月19日(月)14:00

    戦場のピアニスト

    2002年 フランス=ドイツ=ポーランド=イギリス
    監督:ロマン・ポランスキー
    出演:エイドリアン・ブロディ /トーマス・クレッチマン

    ナチス占領下のポーランドを生き抜いた実在のユダヤ人ピアニストを描き、2002年カンヌ映画祭パルムドールを受賞した感動ドラマ。ロマン・ポランスキーが監督を務める。

  • 主演:ジェレミー・アイアンズ
    運命の逆転

    2月20日(火)14:00

    運命の逆転

    1990年 アメリカ
    監督:バーベット・シュローダー
    出演:ジェレミー・アイアンズ/グレン・クローズ

    富豪の女性が植物状態に陥り、英国貴族の夫が疑われた実際の事件、クラウス・フォン・ビューロー事件を映画化。J・アイアンズが第63回アカデミー賞で主演男優賞を受賞。

  • 主演:フィリップ・シーモア・ホフマン
    カポーティ

    2月21日(水)14:00

    カポーティ

    2005年 アメリカ
    監督:ベネット・ミラー
    出演:フィリップ・シーモア・ホフマン/キャサリン・キーナー

    フィリップ・シーモア・ホフマン主演で、天才作家トルーマン・カポーティの最高傑作『冷血』誕生の陰に隠された真実を描く衝撃の伝記ドラマ。アカデミー主演男優賞受賞作。

[その他 男優賞受賞作]
『真昼の決闘』『許されざる者(1992)』『マイ・フェア・レディ[4Kレストア版]』

〈女優賞〉

  • 主演:ジェシカ・ラング
    ブルースカイ

    2月13日(火)13:15

    ブルースカイ

    1994年 アメリカ
    監督:トニー・リチャードソン
    出演:ジェシカ・ラング/トミー・リー・ジョーンズ

    生真面目な軍人の夫とは好対照の自由奔放でワイルドな妻に扮し、J・ラングが圧巻の体当たり演技を披露。第67回アカデミー賞など、数々の主演女優賞に輝いた夫婦ドラマ。

  • 助演:ウーピー・ゴールドバーグ
    ゴースト/ニューヨークの幻

    2月14日(水)14:00

    ゴースト/ニューヨークの幻

    1990年 アメリカ
    監督:ジェリー・ザッカー
    出演:パトリック・スウェイジ /デミ・ムーア

    第63回アカデミー賞で2部門受賞するなど全世界を感動させたロマンティックファンタジー。暴漢に殺された男性が幽霊となってこの世に残り、恋人を危険から守ろうと戦う。

  • 主演:スーザン・サランドン
    デッドマン・ウォーキング

    2月15日(木)13:45

    デッドマン・ウォーキング

    1995年 アメリカ
    監督:ティム・ロビンス
    出演:スーザン・サランドン/ショーン・ペン

    死刑囚とカトリックのシスターの心の交流を綴った感動作。スーザン・サランドンが実在の修道女を演じ、アカデミー賞主演女優賞に輝いた秀作。死刑囚役はショーン・ペン。

  • 主演:ジュリア・ロバーツ
    エリン・ブロコビッチ

    2月16日(金)13:30

    エリン・ブロコビッチ

    2000年 アメリカ
    監督:スティーヴン・ソダーバーグ
    出演:ジュリア・ロバーツ/アルバート・フィニー

    ジュリア・ロバーツがアカデミー賞主演女優賞を受賞。巨大企業を相手に全米史上最高額の和解金を手にした実在の女性を描いたドラマ。スティーヴン・ソダーバーグ監督作。

  • 主演:ダイアン・キートン
    アニー・ホール

    2月26日(月)14:00

    アニー・ホール

    1977年 アメリカ
    監督:ウディ・アレン
    出演:ウディ・アレン/ダイアン・キートン

    大人のカップルのすれ違いをコミカルに描いたウディ・アレン監督・主演・脚本の大人のラブ・ストーリー。

  • 助演:ペネロペ・クルス
    それでも恋するバルセロナ

    2月27日(火)14:00

    それでも恋するバルセロナ

    2008年 スペイン=アメリカ
    監督:ウディ・アレン
    出演:ハビエル・バルデム/ペネロペ・クルス

    ウディ・アレンがスカーレット・ヨハンソン、ハビエル・バルデムら豪華キャストを迎えて描くロマンティック・コメディ。ペネロペ・クルスがアカデミー助演女優賞に輝く。

  • 主演:オードリー・ヘプバーン
    ローマの休日

    2月28日(水)14:00

    ローマの休日

    1953年 アメリカ
    監督:ウィリアム・ワイラー
    出演:オードリー・ヘプバーン/グレゴリー・ペック

    オードリー・ヘプバーンのハリウッド・デビュー作にして、映画史に残る永遠の名作。ローマを舞台に若く美しい王女と新聞記者の束の間の恋を描く。グレゴリー・ペック共演。

  • 主演:ケイト・ウィンスレット
    愛を読むひと

    3月1日(木)

    愛を読むひと

    2008年 アメリカ=ドイツ
    監督:スティーヴン・ダルドリー
    出演:ケイト・ウィンスレット/レイフ・ファインズ

【アカデミー賞のひそかな愉しみ】

映画通(シネフィル)ならば、主要部門以外の受賞作にも注目したいところ。衣装デザイン賞、編集賞、歌曲賞(主題歌賞)を取り上げて、主要部門とは異なる視点からアカデミー賞受賞作をお楽しみいただきます。

1. 編集賞:映画の面白さは編集で決まる

「私の映画の出来・不出来は、編集室で決まる」とは、オーソン・ウェルズの言葉。映画草創期より、映画の面白さは編集によって左右されるとみなされ、映画人たちの多分な関心が編集のプロセスに向けられてきました。アカデミー編集賞を受賞した作品は、編集技術が高く評価された作品。すなわち、本当に面白い映画ばかりなのです。

  • 編集:アラン・ヘイムー『ネットワーク』でもアカデミー編集賞にノミネートされた編集技師。
    ブロードウェイの演出家の半生を、華麗なミュージカル・シーンをちりばめながら、走馬灯のように駆け抜ける。

    オール・ザット・ジャズ

    2月5日(月)8:00

    オール・ザット・ジャズ

    1979年 アメリカ
    監督:ボブ・フォッシー
    出演:ロイ・シャイダー/ジェシカ・ラング

    ブロードウェイの振付師で演出家でもあるボブ・フォッシーが監督を務めた自伝的作品。ショービジネスの世界を背景に、ステージに人生を賭けたある監督の歓喜と悲哀を描く。

  • 編集:クリス・ディケンズー 『レ・ミゼラブル(2012)』『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』など、現在のイギリス映画になくてはならない編集技師。リズムと躍動感にあふれた奇跡のような映画。

    スラムドッグ$ミリオネア

    2月6日(火)7:30

    スラムドッグ$ミリオネア

    2008年 イギリス=アメリカ
    監督:ダニー・ボイル
    出演:デヴ・パテル/マドゥル・ミッタル

    『トレインスポッティング』のダニー・ボイル監督が、インドのスラムで生き抜くひとりの青年の数奇な人生を美しい映像で描き、アカデミー作品賞に輝いた感動の人間ドラマ。

  • 編集:トム・ノーブルー『華氏451』『テルマ&ルイーズ』などを手がけるイギリスの編集技師。
    殺人現場を目撃した少年と彼を守る刑事。ありがちな設定だが、脚本と編集によりこれだけ豊かな作品に仕上がる。

    刑事ジョン・ブック/目撃者

    2月7日(水)8:00

    刑事ジョン・ブック/目撃者

    1985年 アメリカ
    監督:ピーター・ウィアー
    出演:ハリソン・フォード/ケリー・マクギリス

    ハリソン・フォード主演、名匠ピーター・ウィアー監督の傑作サスペンス・ドラマ。殺人事件を目撃したアーミッシュの少年とその母親を守るため、1人の刑事が立ち上がる。

  • 編集:ヒューズ・ウィンボーンークリスマスを目前に控えたLA。ハイウェイで起きた交通事故をきっかけに、さまざまな人種、階層、職業の人々が連鎖していく。群像劇をまったく飽きさせない編集は見事。

    クラッシュ(2004)

    2月8日(木)8:15

    クラッシュ(2004)

    2004年 アメリカ
    監督:ポール・ハギス
    出演:サンドラ・ブロック/ドン・チードル

    アカデミー賞作品賞他全3部門受賞。サンドラ・ブロック、マット・ディロンはじめオールスターキャストで、人種間の軋轢を描く群像サスペンス。ポール・ハギス初監督作。

  • 編集:マイケル・カーンー過去8度のノミネート、3度の受賞歴を誇る編集技師。
    ジョージ・C・スコットやスティーヴン・スピルバーグの監督作品の編集を中心として30年以上にわたって活動している。

    レイダース 失われたアーク《聖櫃》

    2月9日(金)7:30

    レイダース 失われたアーク《聖櫃》

    1981年 アメリカ
    監督:スティーヴン・スピルバーグ
    出演:ハリソン・フォード/カレン・アレン

    S・スピルバーグが監督し、ジョージ・ルーカスが製作総指揮した大ヒットシリーズの第1作。H・フォード演じる考古学者で冒険家のインディが大活躍。

[その他 編集賞受賞作]
『真昼の決闘』『許されざる者(1992)』『タイタニック』

2. 衣装デザイン賞:モード史に残る名画

俳優を輝かせ、ストーリーを彩る映画衣装は、名画になくてはならないもの。アカデミー衣装デザイン賞の歴代受賞作は、ファッション史を語る上でも欠かせません。

  • アカデミー賞に衣装デザイン賞が設けられた1948年に受賞したのが、イングリッド・バーグマン主演の『ジャンヌ・ダーク』。鉄とメッシュ、ゴールドの刺繍でつくられた甲冑を纏ったイングリッド・バーグマンの気品あふれる美しさにうっとり。

    ジャンヌ・ダーク

    2月12日(月)7:00

    ジャンヌ・ダーク

    1948年 アメリカ
    監督:ヴィクター・フレミング
    出演:イングリッド・バーグマン/ホセ・ファーラー

    ハリウッド黄金期を代表するスター女優I・バーグマンが、長年切望していたジャンヌ・ダルクの役を体当たりで演じた、第21回アカデミー賞2部門受賞の歴史スペクタクル。

  • オードリー・ヘップバーンとイーディス・ヘッドが初めてタッグを組んだ作品。リアリティを大切にするイーディスは、オードリーの私服からヒントを得て、アン王女ならぬアーニャの衣装をデザインしたのだとか。

    ローマの休日

    2月13日(火)7:00

    ローマの休日

    1953年 アメリカ
    監督:ウィリアム・ワイラー
    出演:オードリー・ヘプバーン/グレゴリー・ペック

    オードリー・ヘプバーンのハリウッド・デビュー作にして、映画史に残る永遠の名作。ローマを舞台に若く美しい王女と新聞記者の束の間の恋を描く。グレゴリー・ペック共演。

  • 衣装とセットデザインを手がけたのは、20世紀を代表する写真家、セシル・ビートン。ハリウッド俳優をはじめ、エリザベス女王やミック・ジャガーなど、数多くのポートレート写真で成功を収めつつ、舞台デザインや衣装デザイナーとしても活躍。なお、見事レディに仕上がったオードリー演じるイライザが、パーティで着用した純白のドレスは、ユベール・ド・ジバンシィによるもの。

    マイ・フェア・レディ [4Kレストア版]

    2月14日(水)7:00

    マイ・フェア・レディ [4Kレストア版]

    1964年 アメリカ
    監督:ジョージ・キューカー
    出演:オードリー・ヘプバーン/レックス・ハリソン

    【4Kレストア版をマスターとした2Kダウンコンバート放送】ブロードウェイのヒット舞台を映画化した名作ロマンティックミュージカル。第37回アカデミー賞で主要8部門制覇。

  • 衣装を手がけたのが、日本が誇る衣装デザイナー、石岡瑛子。ゲイリー・オールドマン、ウィノナ・ライダー、キアヌ・リーブスといった名だたる俳優たちが織りなす、美しくも不気味なゴシックホラーの世界観を、荘厳な衣装で表現。

    ドラキュラ(1992)

    2月15日(木)7:00

    ドラキュラ(1992)

    1992年 アメリカ
    監督:フランシス・フォード・コッポラ
    出演:ゲイリー・オールドマン/ウィノナ・ライダー

    フランシス・フォード・コッポラ監督、ゲイリー・オールドマン主演で怪奇小説『吸血鬼ドラキュラ』を忠実に映画化。ドラキュラ伯爵の叶わぬ恋の行方を切なく描くドラマ。

  • 1920年代、映画がサイレントからトーキーに変わるころ。あの頃、憧れた銀幕のスター、名画のシーンの数々が綺羅びやかな衣装とともに蘇る。

    アーティスト

    2月16日(金)7:00

    アーティスト

    2011年 フランス
    監督:ミシェル・アザナヴィシウス
    出演:ジャン・デュジャルダン /ベレニス・ベジョ

    第84回アカデミー賞で作品賞など5部門に輝いた秀作。サイレント映画のスターがたどる栄枯盛衰を大胆にもサイレント、モノクロ、スタンダードサイズのスタイルで描いた。

3. 歌曲賞(主題歌賞):名画を輝かせる「この1曲」

アカデミー歌曲賞(主題歌賞)に選ばれた映画には、「この1曲」が映画をより輝かせたといえるほどの印象を残す歌があります。映画は歌によって輝きを増し、歌も映画によって感動を増す。その奇跡のハーモニーが楽しめるのが、歌曲賞受賞作です。

  • ヘンリー・マンシーニが生んだ歴史的名曲「ムーン・リバー」。マンシーニは、1957年公開のミュージカル映画『パリの恋人』でのヘプバーンの歌い方を参考にして、彼女の限られた声域に合わせてメロディーを作曲。わずか10節ほどのシンプルな曲ではあるけれど、その伸びやかな旋律とロマンチックな歌詞は、聴く人を夢見心地にさせる。

    ティファニーで朝食を

    2月19日(月)7:30

    ティファニーで朝食を

    1961年 アメリカ
    監督:ブレイク・エドワーズ
    出演:オードリー・ヘプバーン/ジョージ・ペパード

    トルーマン・カポーティの原作を映画化したオードリー・ヘプバーン主演作。自由奔放に生きる不思議な魅力を持つ女性と、彼女を取り巻く男たちが繰り広げる恋模様を描く。

  • 1960年代にイギリスで活躍したマット・モンローは、『007/ロシアより愛をこめて』の主題歌を歌ったことでも知られるバラード歌手。ケニアの草原に生まれた野生のライオンと狩猟家夫婦との心温まるストーリー『野生のエルザ』の主題歌「ボーンフリー」。英国のシナトラと呼ばれたマット・モンローの伸びやかな歌声が、アフリカの大草原を吹き抜ける風のように心地よく響きます。

    野生のエルザ

    2月20日(火)8:00

    野生のエルザ

    1965年 イギリス
    監督:ジェームズ・ヒル/ トム・マッゴーワン
    出演:ヴァージニア・マッケンナ/ビル・トラヴァース

    実話を映画化し、子どもの雌ライオンをエルザと名付け、わが子のように育てた夫妻を描いたヒューマンドラマの名作。第39回アカデミー賞で作曲賞と歌曲賞の2部門を受賞。

  • 1980年のデビュー作『フェーム』に続き、1983年『フラッシュダンス』で2度目のアカデミー歌曲賞受賞曲の歌い手となったアイリーン・キャラ。「フラッシュダンス…ホワット・ア・フィーリング」は全米1位の大ヒットとなったが、印税をめぐるレコード会社との裁判もあり、80年代半ば以降アーティスト活動を休止。しかし、彼女の歌声は、この映画とともに、永遠に私たちに記憶される。

    フラッシュダンス

    2月21日(水)8:00

    フラッシュダンス

    1983年 アメリカ
    監督:エイドリアン・ライン
    出演:ジェニファー・ビールス/マイケル・ヌーリー

    『危険な情事』のエイドリアン・ライン監督が手掛けた青春ドラマ。昼は製鉄所の溶接工、夜は酒場のダンサーとして働きながら、プロのバレリーナの夢を追う少女の姿を描く。

  • 1980年代は、プロデューサー、ジョルジオ・モロダーの時代だった。1983年『フラッシュダンス』に続き、1986年『トップガン』の「愛は吐息のように」で2度目のアカデミー歌曲賞を受賞。シンセサイザーの重厚で幻想的なイントロを聴くだけで、F-14戦闘機に乗るトム・クルーズの勇姿と共に、二度と戻れない80年代への郷愁が胸に広がり、泣きそうになる。

    トップガン

    2月22日(木)8:00

    トップガン

    1986年 アメリカ
    監督:トニー・スコット
    出演:トム・クルーズ/ケリー・マクギリス

    T・クルーズの人気を決定付けた大ヒットスカイアクション。エリートパイロット“トップガン”になることを目指した若者たちの青春をテンポよく描写。

  • 『バードマン』が作品賞を受賞した第87回アカデミー賞。レディー・ガガ、マルーン5ら豪華アーティストのパフォーマンスが行われた中、この日のベストステージは、歌曲賞を受賞した、ジョン・レジェンド&コモンの「グローリー」だった。<最大の武器は手を出さないことだ だから俺たちは歌う>と熱を帯びるコモンのラップ、ピアノから立ち上がって歌うジョン・レジェンド、そして群衆のような黒人コーラスによる、映画の再現のような感動的なステージに、会場はスタンディング・オベーションの嵐。アメリカの黒人公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング・ジュニアを描いた映画『グローリー/明日への行進』を彩ったゴスペルの響き。魂を揺さぶられずにはいられない。

    グローリー/明日への行進

    2月23日(金)7:00

    グローリー/明日への行進

    2014年 アメリカ
    監督:エヴァ・デュヴァネイ
    出演:デヴィッド・オイェロウォ/トム・ウィルキンソン

    1965年、黒人への差別に抗議する米国の公民権運動の渦中、キング牧師がアラバマ州セルマから始めたデモを再現した感動のドラマ。第87回アカデミー賞で歌曲賞を受賞。

[その他 歌曲賞(主題歌賞)受賞作
『真昼の決闘』『タイタニック』『スラムドッグ$ミリオネア』

【アカデミー賞に嫌われた男たち】

19度の最多ノミネートを誇るメリル・ストリープ。12度のノミネート、3度の監督賞受賞を誇るウィリアム・ワイラー。アカデミー賞に愛された俳優・監督がいる一方で、映画史に残る傑作を生み出しながら、アカデミー賞に嫌われた男たちがいました。番外編として、世界的に高く評価されながら、アカデミー賞とは縁遠かった映画作家、俳優を取り上げ、アカデミー賞の裏に隠れた名作もお届けします。

1. アルフレッド・ヒッチコック

『サイコ』『裏窓』など数多くの傑作を残し、映画の歴史に偉大な足跡を残した巨匠アルフレッド・ヒッチコック。しかし、その輝かしいキャリアの中で、アカデミー賞監督賞を受賞することはありませんでした。

  • サスペンスの巨匠と呼ばれるヒッチコックだが、ユーモアあるれるコメディの演出にも卓越したセンスを発揮する。
    グレース・ケリーの美しさが光る本作で、ヒッチコックの名画を支えた名キャメラマン、ロバート・バークスがアカデミー賞撮影賞を受賞。ヒッチコックはノミネートすらされなかった。

    泥棒成金

    2月26日(月)6:00

    泥棒成金

    1955年 アメリカ
    監督:アルフレッド・ヒッチコック
    出演:ケイリー・グラント/グレース・ケリー

    アルフレッド・ヒッチコック監督による恋愛サスペンス。高級リゾート地を舞台に、元宝石泥棒の男が巻き込まれる騒動を描く。グレース・ケリー、ケイリー・グラントが競演。

2. チャールズ・チャップリン

『サーカス』で第1回アカデミー賞特別賞を受賞するも、授賞式には欠席。『モダン・タイムス』以降の作風は「容共的である」と非難され、1952年にアメリカを追放されました。

  • 機械文明を笑いで痛烈に批判したチャップリンの代表作。米映画サイト「The Playlist」が選んだ「アカデミー賞にひとつもノミネートされなかった傑作映画50」にも選ばれた、誰もが認める無冠の傑作。

    モダン・タイムス

    2月27日(火)6:00

    モダン・タイムス

    1936年 アメリカ
    監督:チャールズ・チャップリン
    出演:チャールズ・チャップリン/ポーレット・ゴダード

    お金と機械にがんじがらめの現代社会を風刺したチャールズ・チャップリンの長編。工場を変わりながら働きに働き、予想もしない事件に巻き込まれていく主人公の姿を描く。

  • トーキー隆盛の時代にサイレントで、「放浪紳士」チャーリーのはかなくも哀しい愛を描いた、映画史上に残る傑作。英BBCが「オスカーをとるべきだった歴代映画&人物」の筆頭に挙げた作品。

    街の灯

    2月27日(火)7:45

    街の灯

    1931年 アメリカ
    監督:チャールズ・チャップリン
    出演:チャールズ・チャップリン/ヴァージニア・チェリル

    盲目の花売り娘に恋をしてしまった街の放浪者チャーリーのはかなく悲しい愛を描いた映画史に残る傑作。卓越したチャップリンの演出や、心理描写の巧さに唸らされる。

3. ハワード・ホークス

後にヌーヴェルヴァーグの映画作家たちに神格化された巨匠ハワード・ホークス。しかし、ハリウッドには娯楽映画の職人監督としてしか認識されていませんでした。

  • ホークスの描く映画世界が一つの完成形に達したと自他ともに認める傑作。

    コンドル(1939)

    2月28日(水)6:00

    コンドル(1939)

    1939年 アメリカ
    監督:ハワード・ホークス
    出演:ケイリー・グラント/ジーン・アーサー

    南米で郵便飛行士として働くパイロットたちを、名匠H・ホークス監督が描いた群像アドベンチャーの傑作。同監督と「ヒズ・ガール・フライデー」でも組むC・グラント主演。

  • ケイリー・グラントとロザリンド・ラッセル。映画史上最も熾烈なテンポで繰り広げられるマシンガントーク。目まぐるしいまでの面白さ。

    ヒズ・ガール・フライデー

    2月28日(水)8:30

    ヒズ・ガール・フライデー

    1940年 アメリカ
    監督:ハワード・ホークス
    出演:ケイリー・グラント/ロザリンド・ラッセル

    ブロードウェイで大ヒットした戯曲を名匠H・ホークス監督が2度目の映画化をした傑作喜劇。辞職しようとした敏腕女性新聞記者が元夫の編集長から最後の大仕事を任される。

  • 射撃合戦、ネイティヴ・アメリカンの襲撃、牛の暴走、男の友情。ここには西部劇のすべてがある。

    赤い河 [2Kレストア・米国公開版]

    3月放送

    赤い河 [2Kレストア・米国公開版]

    1948年 アメリカ
    監督:ハワード・ホークス
    出演:ジョン・ウェイン/モンゴメリー・クリフト

    ハワード・ホークス監督がジョン・ウェインとタッグを組んだ初の西部劇。南北戦争前後を舞台に牛の群れと共に旅をする開拓者が様々な苦難を乗り越えていく姿を力強く描く。

  • 『リオ・ブラボー』『エル・ドラド』に続くテキサス3部作〉の最後、そして巨匠ハワード・ホークスの遺作となった西部劇。

    リオ・ロボ

    3月放送

    リオ・ロボ

    1970年 アメリカ
    監督:ハワード・ホークス
    出演:ジョン・ウェイン/ホルヘ・リヴェロ

    J・ウェイン扮する元北軍大佐が、南北戦争時に仲間を裏切った仇敵を追っていざ無法の町リオ・ロボへ。ハリウッドの神話的巨匠H・ホークス監督の遺作となった痛快西部劇。

4. レオナルド・ディカプリオ

第88回アカデミー賞『レヴェナント:蘇えりし者』で悲願のアカデミー主演男優賞を受賞したレオナルド・ディカプリオ。卓越した演技力により、多くの傑作に出演したハリウッド最高の男優の一人ですが、長年アカデミー賞とは無縁でした。

  • アカデミー賞14部門ノミネート、11部門受賞の名作。ヒロインのケイト・ウィンスレットは主演女優賞にノミネートされるも、受賞を逃す。ディカプリオはノミネートすらされなかった。

    タイタニック

    3月放送

    タイタニック

    1997年 アメリカ
    監督:ジェームズ・キャメロン
    出演:レオナルド・ディカプリオ/ケイト・ウィンスレット

    「アバター」に抜かれるまで史上最高だった大ヒット作。第70回アカデミー賞で史上最多タイの11部門受賞。約1500人が亡くなった客船タイタニックの沈没事故を再現。

  • 1993年の『シンドラーのリスト』以降、アカデミー賞常連の一人となった名匠スピルバーグの意欲作。稀代の詐欺師を見事に演じたディカプリオはゴールデン・グローブ賞にノミネートを果たすも、アカデミー賞にはノミネートさえされず。

    キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

    3月放送

    キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

    2002年 アメリカ
    監督:スティーヴン・スピルバーグ
    出演:レオナルド・ディカプリオ/トム・ハンクス

    S・スピルバーグが監督し、T・ハンクスとL・ディカプリオが共演。1960年代、FBIを手玉に取った実在の天才詐欺師フランク・アバグネイルをモデルに描いた痛快編。

  • 『タイタニック』以来の再共演となるディカプリオとウィンスレット。二人仲良くゴールデン・グローブ賞にはノミネートされ、ウィンスレットは見事に受賞。アカデミー賞には二人共ノミネートすらされなかった。

    レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで

    3月放送

    レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで

    2008年 アメリカ=イギリス
    監督:サム・メンデス
    出演:レオナルド・ディカプリオ/ケイト・ウィンスレット

    自分たちの夢をいつしか見失ったある男女の葛藤を描く夫婦ドラマの佳作。「タイタニック」の主演コンビ、L・ディカプリオとK・ウィンスレットが再び顔を合わせた話題作。