連続ドラマ W 金曜よるに、プレミアムなドラマを。

骨太な題材が観る者を引き込むWOWOW制作の
ドラマシリーズ<連続ドラマW>から、
見ごたえのある作品を毎月厳選してお届けします。

今月の放送作品

連続ドラマW 硝子の葦 ~garasu no ashi~

母親の愛人と結婚。不倫、殺人、そして焼身自殺?
彼女はなぜ、その道を歩んだのか。
直木賞作家・桜木紫乃作品、初の映像化作品。衝撃の新・官能派ミステリー。

直木賞作家・桜木紫乃のミステリー小説『硝子の葦(がらすのあし)』をドラマ化。桜木作品の映像化は今作が初めてとなる。エロスに対し独自の視点から綴られる作風が多くの女性の支持を得ている桜木。本作も女性の業と情念から生まれる犯罪を性愛シーンを絡めながら巧みに描いている。桜木の実家が過去に経営していた釧路のラブホテルを思わせる「ホテルローヤル」が物語の中心だ。

監督は、映画『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』など、人の「再生」を描いた作品で高い評価を得ている三島有紀子。脚本は「恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方~」等で知られる永田優子。女性クリエーター陣によって桜木の世界がどう具現化されていくか、大きな見どころのひとつだ。主演はNHK連続テレビ小説「マッサン」における敵役の演技が話題を呼んだ相武紗季。夫は実母の元愛人で、元雇用主とも不倫関係にあり、殺人事件を起こした上、焼身自殺を図る…というあまりに複雑な境遇のヒロインをどのように演じるのか。今回、相武は官能的なシーンにもひるむことなく臨む。女優・相武紗季のこれまでのイメージを覆す新たな挑戦にも注目だ。

ストーリー

湿原を遠くに臨むラブホテル「ホテルローヤル」のオーナーの妻・幸田節子(相武紗季)は、親子ほど年齢が離れた夫・喜一郎(奥田瑛二)と朝食をとっていた。節子の趣味は短歌。喜一郎は自らの勧めで節子が出版した歌集「硝子の葦」に収録されたお気に入りの歌を一首口ずさむ。その歌には、節子の虚無感と退屈、一方で心の奥底に流れる激情がすべて込められているように喜一郎は感じていた。
その日の午後、不倫相手の顧問税理士・澤木昌弘(小澤征悦)とベッドをともにしていた節子のもとに、警察から喜一郎が運転する車が事故に遭ったという知らせが届く。医師によると、脳の損傷がひどく意識が回復する見込みはないという。そこへ実母・藤島律子(多岐川裕美)がやってきた。奔放な性格の律子は実は喜一郎の元愛人。幼少期に虐待をうけて育った節子は律子を激しく憎悪している。その場で律子から罵声を浴びせられた節子の中でずっと抑え込まれてきた闇が溢れ始めた…

2015年制作
原作:
桜木紫乃 『硝子の葦』(新潮文庫刊)
監督:
三島有紀子(映画『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』『繕い裁つ人』)
脚本:
永田優子(「恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方~」「レジデント~5人の研修医」)
音楽:
めいなCO.
出演:
相武紗季 小澤征悦 奥田瑛二 中村ゆり 森川葵 渡邉このみ 小林且弥 千葉哲也 木野花 多岐川裕美

原作

桜木紫乃『硝子の葦』(新潮文庫刊)

1965(昭和40)年、北海道釧路市生れ。2002(平成14)年「雪虫」でオール讀物新人賞を受賞。2007年同作を収録した単行本『氷平線』でデビュー。2012年に『ラブレス』で「突然愛を伝えたくなる本大賞」、2013年に同作で島清恋愛文学賞、『ホテルローヤル』で直木賞をそれぞれ受賞する。他の著書に『風葬』『凍原』『硝子の葦』『ワン・モア』『起終点駅(ターミナル)』『誰もいない夜に咲く』『無垢の領域』『蛇行する月』『星々たち』『ブルース』などがある。

人物紹介

ホテルローヤル
  • 幸田節子[相武紗季]
  • 幸田喜一郎[奥田瑛二]
  • 宇津木とし子[木野 花]

  • 藤島律子[多岐川裕美]
  • 澤木昌弘[小澤征悦]
  • 幸田 梢[森川 葵]
  • 都築[千葉哲也]
佐野家
  • 佐野倫子[中村ゆり]
  • 佐野 渉[小林且弥]
  • 佐野まゆみ[渡邉このみ]

各話あらすじ

  • 第1話
    第1話

    湿原を臨むラブホテル「ホテルローヤル」のオーナー・幸田喜一郎と妻・節子。2人は親子ほど年齢が離れている。実は喜一郎は、節子が子どものころは母・律子の愛人だった。ある昼下がり、不倫相手の顧問税理士・澤木昌弘とベッドをともにしていた節子のもとに、喜一郎が自動車事故に遭い意識不明となったという知らせが届く。病院で鉢合わせをした節子と律子は……。

  • 第2話
    第2話

    節子は、喜一郎の前妻の娘・梢の元を訪れた。荒んだ生活を送っている梢は昔と変わらず反発するが、次第に節子の芯の強さに惹かれていく。喜一郎の事故に関する衝撃的な事実を知った節子は、4年前、澤木に抱かれながら喜一郎との結婚を決めた時のことを思い出していた。そこへ同じ短歌会に所属する佐野倫子の娘、まゆみが現われる。「この子を預かってください」と書かれた手紙を握りしめて。

  • 第3話
    第3話

    倫子とまゆみが、夫・渉から激しいDVを受けていたことを知った節子は、まゆみを梢のもとにかくまう。迷惑がっていた梢だが、まゆみとはすっかり打ち解けた。しかし、まゆみは姿を消す。そして事情を察した渉から誘拐犯になると脅迫された節子はある決意を固め佐野家に向かう。成否は倫子が協力してくれるかどうかにかかっているが……。そのころ、澤木は連絡の取れない節子の行方を懸命に捜していた。

  • 第4話
    最終話

    倫子とともに渉を殺害した節子は、澤木にも別れを告げる。澤木は、自分がいかに節子を愛していたかを今更ながら悟るが、もう、2人の関係を取り戻す時間は残っていなかった。最後を意識しながら澤木に抱かれる節子。身辺には刑事・都築が迫る。節子は、律子の遺体が残るスナック「バビアナ」を訪れ、灯油タンクとマッチを手に取り……。

連続ドラマW 賢者の愛

中山美穂主演!山田詠美が描いた衝撃の愛憎劇が今、幕を開ける。
初恋の人を奪った親友の息子を、20年かけ調教する女。その復讐の行く末は…。
驚愕の結末が待っている。

1987年「ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリー」で直木賞を受賞するなど数々の賞に輝いている恋愛小説の名手、山田詠美。そんな山田が、谷崎潤一郎の「痴人の愛」をモチーフに、主人公の女性が、初恋の人と親友の間に生まれた息子を、20年の歳月をかけて“自分好みの男”に調教していく話題作、「賢者の愛」を映像化。

主演は、2015年に歌手デビュー30周年を迎えた中山美穂。20歳以上年下の青年を夢中にさせる、りんとした美しさと賢さを併せ持つ大人の女性を妖艶に演じる。また、主人公の親友でありながら彼女の人生を狂わす女性を高岡早紀、その息子で主人公と密接な関係をもつ青年を竜星涼が演じる。ほか、榎木孝明、田辺誠一ら実力派俳優がそろう。監督は、映画『東京タワー』などのヒット作を手掛けた源孝志。

初恋の人を奪い去った親友とその周りの人々への“復讐”が生きる糧となってしまった主人公の、背筋の凍るような心理戦を軸に、20年にわたる“愛”と“憎”を鮮烈に描いていく今作。むせ返るほど濃厚な人間ドラマに、豪華キャストを迎えてお届けします。

ストーリー

高級ホテルの一室で、ある美しい青年の体をいとおしむように拭く、敏腕編集者の高中真由子(中山美穂)。密かに逢瀬を重ねるその青年は、親友・朝倉百合(高岡早紀)と真由子の初恋の人・澤村諒一(田辺誠一)の息子・直巳(竜星涼)であった。彼が生まれたとき「ナオミ」と名付けたのはほかでもない真由子である。その名に隠された彼女の想い―たくらみを誰も知る由もなかった。
30年ほど前―海辺の高級住宅街にたたずむ古い洋館で、13歳の真由子は編集者の父・正吾(榎木孝明)、母・美也(朝加真由美)、離れに住む作家志望の諒一と幸せに暮らしていた。そんな中、隣に同い年の百合が引っ越してきたことをきっかけに、真由子の人生の歯車は少しずつ狂い始める。何でも欲しがる百合に大切なものを奪われていく真由子。やがて社会人となったある冬、「諒一との子どもができた」という百合の突然の告白で幕を開けた、20年にも及ぶ真由子の復讐とは…。

2016年制作
原作:
山田詠美「賢者の愛」(中央公論新社刊)
監督:
源孝志(『東京タワー』『大停電の夜に』)
脚本:
Sawa
音楽:
稲本響(『グラスホッパー』『長い散歩』)
出演:
中山美穂 高岡早紀 竜星涼 浅利陽介 草村礼子 朝加真由美 榎木孝明 田辺誠一 ほか
プロデューサー:
加納 貴治、堤口 敬太、遠田 孝一、八巻 薫

原作

山田詠美「賢者の愛」(中央公論新社刊)

1959年東京都生まれ。85年「ベッドタイムアイズ」で文藝賞を受賞、作家デビュー。『ソウル・ミュージック ラバーズ・オンリー』で直木賞、『トラッシュ』で女流文学賞、『A2Z』で読売文学賞、『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、『ジェントルマン』で野間文芸賞を受賞。近刊に、川端康成文学賞受賞作「生鮮てるてる坊主」を含む『珠玉の短編』がある。『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』『人生相談劇場』(安部譲二氏との共著)ほか著書多数。

人物紹介

  • 文芸誌の敏腕編集者 高中真由子[中山美穂]
  • 専業主婦 澤村百合[高岡早紀]
  • 人気小説家 澤村諒一[田辺誠一]
  • 大学生 澤村直己[竜星涼]

  • 真由子の父・編集者 高中正吾[榎本孝明]
  • 真由子の母 高中美也[朝加真由美]
  • 真由子の祖母 高中芳子[草村礼子]
  • 文芸誌の若手編集者 石田[浅利陽介]
少女時代の真由子
  • 高校時代[浅見姫香]
  • 中学時代[川島鈴遥]
少女時代の百合
  • 高校時代[上原実矩]
  • 中学時代[小林里乃]
20代の諒一
  • 高中家での居候時代[内田健司]

各話あらすじ

  • 第1話
    第1話

    高級ホテルの一室で、ある美しい青年の体をいとおしむように拭く、敏腕編集者の高中真由子。彼女との密接な関係を持つその青年は、真由子の親友・朝倉百合と初恋の人・澤村諒一の子であった。真由子は百合と出会った少女時代からなんでも欲しがる彼女に大切なものを奪われてきた。ある日、「諒一との子どもができた」という百合の告白で幕を開けた、20年に及ぶ真由子の復讐とは……。

  • 第2話
    第2話

    真由子が名付け親となり手塩にかけた直巳は、20年後、理想の美しい男となっていた。彼を「自分のものにする」という復讐を遂げた真由子。だが、彼女にとって「復讐の道具」に過ぎない直巳は、彼女への想いを募らせていた。一方、どこまでもすべてを欲しがる百合には、諒一だけではなく、真由子のもうひとりの大切な人を奪った過去が。真由子の脳裏には、ある男性の膝の上に横たわる百合の姿があった。

  • 第3話
    第3話

    2人が出会った少女時代―そのころから百合は皆に愛される真由子を羨望のまなざしで見ていた。愛情に飢えていた彼女は、真由子の父・正吾にゆがんだ愛情を求めるが、彼を自殺に追い込んでしまうことに。諒一との結婚は果たして恋愛の延長だったのか、嫉妬からか。真由子から最愛の人たちを奪った百合の素顔が見え始める。一方、直巳の想いに揺らぎ始めていた真由子であったが、諒一の接近で過去の想いに引き戻される。

  • 最終話
    最終話

    直巳がいつしか最愛の人となっていることに気付いた真由子。一方、百合は彼女と諒一の仲を疑い探偵を雇うが、ついに直巳との関係を知ることになる。百合の中でこれまでにないほどに燃え上がる真由子への嫉妬心。事実を問い詰められた真由子は30年にわたり押し殺していた想いをぶつけ、「親友ではない」と別れを告げるが、それでも百合が奪おうとするものとは……。真由子の20年に及ぶ復讐に衝撃の結末が待っている。

来月の放送作品

MOZU Season1 ~百舌の叫ぶ夜~

西島秀俊、香川照之、真木よう子共演のWOWOW×TBS共同制作ドラマ「MOZU」のSeason1。西島秀俊演じる妻を失った公安のエースが巨大な陰謀に立ち向かう。

WOWOW×TBS共同制作ドラマ「MOZU」。“不可能”と言われ続けてきた伝説のハードボイルド小説「百舌」シリーズ(集英社文庫刊)の連続ドラマ化に2つの局が垣根を越えて挑んだ本作は、圧倒的スケールのアクション、革新的な映像世界、深遠な人間ドラマが大きな話題となった。

監督に映画「海猿」シリーズ、ドラマ「ダブルフェイス」を手がけた羽住英一郎、音楽にはドラマ「SP」「ダブルフェイス」「軍師官兵衛」などの菅野祐悟ら強力なスタッフと、西島秀俊、香川照之、真木よう子ら豪華な俳優陣が揃った前代未聞のエンターテインメント大作を、お楽しみください。

ストーリー

冷静沈着、非情な捜査で知られる警視庁公安警察官の倉木(西島秀俊)は都心で起こったテロ集団が絡むとされる爆弾事件で最愛の妻を亡くす。倉木は妻の死の真相を追求すべく、現場に居合わせた公安巡査部長の美希(真木よう子)らも巻き込み謎を追うことに。一方、公安嫌いの捜査一課刑事・大杉(香川照之)も独自に事件の解決を狙っていた。そんな中、爆弾事件との関係が噂される「新谷和彦」という男が記憶喪失の状態で見つかる。

原作:
「百舌の叫ぶ夜」(集英社文庫刊)
出演:
西島秀俊 香川照之 真木よう子 生瀬勝久 吉田鋼太郎 伊藤淳史 有村架純 池松壮亮 長谷川博己 石田ゆり子 小日向文世 ほか
監督:
羽住英一郎 (「ダブルフェイス」)
脚本:
仁志光佑 (「ガリレオ」)
音楽:
菅野祐悟 (「ダブルフェイス」)

原作

逢坂剛「百舌の叫ぶ夜」(集英社文庫刊)

人物紹介

警視庁
  • 公安部 特務第一課 警部 倉木尚武[西島秀俊]
  • 刑事部 捜査第一課 警部補 大杉良太[香川照之]
  • 公安部 公安第二課 巡査部長 明星美希[真木よう子]
  • 公安部部長 警視監 室井 玄[生瀬勝久]
  • 台東警察署地域課 入谷交番 巡査長 鳴宮啓介[伊藤淳史]
  • 警察庁警務局 特別監査官 警視正 津城俊輔[小日向文世]
警備会社 アテナセキュリティ
  • 警備会社 役員 東 和夫[長谷川博己]
  • 中神 甚[吉田鋼太郎]

  • 新谷和彦・宏美(2役)[池松壮亮]
  • 倉木の妻 元・公安部 倉木千尋[石田ゆり子]
  • フリーライター 中島葵美[有村架純]

各話あらすじ

  • 第1話
    第1話

    繁華街で発生した爆弾事件で妻・千尋を突然失った公安のエース・倉木尚武。反感を露にする捜査一課の叩き上げの刑事・大杉良太、事件現場に居合わせた謎を秘める公安警察官・明星美希らを巻き込みながら「本当の真実」を知るべく苛烈な捜査を進めていく。その頃、能登半島で瀕死の男・新谷が見つかる。一命はとりとめたが一切の記憶を失っていた。

  • 第2話
    第2話

    美希から殺し屋・新谷の存在を知らされた倉木は、雇い主と思われる大手警備会社・アテナセキュリティの東、その部下の中神を挑発して情報を引き出そうとするが躱されてしまう。未だ記憶の戻らない新谷は、本能のまま刺客を返り討ちにし、妹・宏美を捜し始める。情報通の交番勤務、鳴宮と現場の防犯カメラを解析した大杉は、映像が改ざんされていることに気づく…。

  • 第3話
    第3話

    美希は、妹・宏美のマンションを突き止めた新谷に隣人を装って近づくが、正体を見抜かれて逆襲され、あと一歩のところでとり逃がしてしまった。倉木は、上司である公安部長の室井に、妻の事件の捜査から離れ、本来の任務であるサルドニア共和国大統領来日の警備計画へ集中するように諭される。それでも真実の追求をあきらめない倉木を目障りに感じた東は、中神に排除を命じた。

  • 第4話
    第4話

    中神に車ごと体当たりされ重傷を負い、美希のマンションで手当を受けた倉木は、美希と警察庁特別監察官・津城との関係を疑っていた。万引きの容疑で補導された娘・めぐみとの間に警察官であるが故の確執を抱える大杉は、それでもどんな圧力に負けない強さを娘に持って欲しいと願う。そして、新谷は、自身の素性を調べてくれているライターの葵美と心を通わせ始めていた。

  • 第5話
    第5話

    津城と美希は、倉木と大杉に、事件の背後に公安警察がいること、新谷は重要な情報を持ったまま逃亡していることを明かし、解決の為に「同盟」を組もうと提案してきた。拷問にかけられるが記憶を失っているため何も答えられない新谷に苛立つ東と中神は葵美の存在が役立つことに気づく。同じ頃、倉木たちも、新谷との接点である葵美を捜し出そうとしていた。大都会の雑踏の中、葵美の争奪戦が繰り広げられる!

  • 第6話
    第6話

    一度は病院に収容された葵美は中神によって連れ去られ激しい拷問を受け落命。怒りが頂点に達した新谷はついにすべての記憶を取り戻し、復讐に燃える「怪物」に生まれ変わっていく…。倉木、大杉、美希、津城は、爆発事件の日に何があったのか、改めて検証を進める。新谷もまた、幼い頃から事件当日までの記憶を辿り・・・。あの日、一体何が起きたのか、その全容が明かされていく。

  • 第7話
    第7話

    生きて帰ってきていたのは和彦ではなく妹の宏美だった。宏美は一卵性双生児の弟でありながら、幼少時より女として育てられ、常習的に女装していたのだ。殺し屋・百舌として完全に覚醒した宏美は、兄の復讐を胸に中神たちを惨殺、東に狙いを定める・・・美希が開封する公安の極秘作戦「グラークα」の資料、大杉が叩き付ける辞表。それぞれの緊張が高まる中、ついに倉木と百舌が顔を合わせた。

  • 第8話
    第8話

    大杉、美希、津城は、公安二課の若松を尾行、彼が事件に絡んでいること、背後にさらなる大物が存在することを掴む。そして、百舌から爆弾を起動させたのが妻・千尋だったことを知らされ愕然としていた倉木は気づいた。妻の心を利用できた唯一の人物が誰であるかということを。そして、その人物こそが、今回の事件のすべてを裏で動かしてきたのだということを。「なぜ妻を利用した!」。倉木の絶叫が響く!

  • 第9話
    第9話

    事件を裏で操っていたのは室井だった。元部下だった千尋、そして東らを使い、サルドニア共和国大統領を狙ったテロを起こす計画を立てていたのだ。しかし、千尋が爆弾を起動させたことだけは室井にも想定外であったらしい。すべてに納得ができない倉木。しかし津城は事件の終結を宣言、真相を闇に葬ることを決めた。百舌も若松に復讐を果たした後に収監され、このまま時が過ぎていくかと思われたが・・。

  • 第10話
    第10話

    脱獄した百舌による襲撃の混乱の中、逃亡した室井は権力を取り戻し津城を拘束。すべては官房長官・森原の思惑通りになった。森原は室井を利用し、国際的影響のある爆弾テロ事件を起こすことで自らの理想の国家を作り上げようとしていたのだ。ついに迎えた大統領来日当日。盛大なレセプション、大勢の一般客・・空港に現れた倉木、大杉、美希、そして、百舌。それぞれの「真実」を賭けた最後の戦いが始まる!

MOZU Season2 ~幻の翼~

伝説のハードボイルド小説を原作に、豪華キャストが集結したサスペンス巨編の新シーズン。新キャストを加え、「MOZU」の世界が加速する!

“不可能”と言われ続けてきた伝説のハードボイルド小説「百舌」シリーズ(集英社文庫刊)の連続ドラマ化に、WOWOWとTBSが垣根を超えて挑んだドラマ「MOZU」は、強力なスタッフと豪華な俳優陣が揃った前代未聞のエンターテインメント大作。

「Season2 ~幻の翼~」は、西島秀俊、香川照之、真木よう子らSeason1から続くレギュラーメンバーに加え、蒼井優と佐野史郎が出演。蒼井は過去に秘密を抱えたフリージャーナリストの名波汐里を、佐野は冷徹な警視庁公安部部長警視監の池沢清春を熱演する。

ストーリー

Season1の事件から半年後。執拗に妻の死の謎を追う警視庁公安部のエース・倉木尚武(西島秀俊)の前に、新たな巨悪が立ちはだかる。暗躍する国際的テロリストグループ、見え隠れするあの“百舌”の影、公安警察官・美希(真木よう子)の実家に鳴り響く無言電話、そして、あの“ダルマ”に宿る恐るべき策謀…。Season1で生まれた数々の謎の真相に迫りつつ、さらに、翼を広げ幻のごとく舞い上がる「MOZU」の次なる世界が展開される。

原作:
逢坂剛「幻の翼」(集英社文庫刊)
監督:
羽住英一郎(「ダブルフェイス」、「海猿」シリーズ)
脚本:
仁志光佑(「ガリレオ」「鍵のかかった部屋」)
音楽:
菅野祐悟(「ダブルフェイス」、「SP」シリーズ)
出演:
西島秀俊 香川照之 真木よう子 池松壮亮 佐野史郎 伊藤淳史 蒼井優 長谷川博己 石田ゆり子 小日向文世 ほか

原作

逢坂剛「幻の翼」(集英社文庫刊)

人物紹介

警視庁
  • 公安部 特務第一課 警部 倉木尚武[西島秀俊]
  • 刑事部 捜査第一課 警部補 大杉良太[香川照之]
  • 公安部 外事第四課作業班 巡査部長 明星美希[真木よう子]
  • 公安部部長 警視監 池沢清春[佐野史郎]
  • 台東警察署地域課 入谷交番 巡査長 鳴宮啓介[伊藤淳史]
  • 警察庁警務局 特別監査官 警視正 津城俊輔[小日向文世]

  • 東 和夫[長谷川博己]
  • 新谷和彦[池松壮亮]
  • 倉木の妻 元・公安部 倉木千尋[石田ゆり子]
  • フリージャーナリスト 名波汐里[蒼井 優]

各話あらすじ

  • 第1話
    第1話

    倉木尚武に休息はない。公安の「グラークα」作戦の空白の72時間に妻・千尋に何が起きたのか。情報を得るべくフリーライター・汐里に接触する。そのころ、北海道のエネルギー施設が爆破され、美希が捜査を担う。そして大杉は死んだはずの「百舌」と同じ手口で殺された死体を見つけ……。3人の再会が、国家を揺るがす新たな事件の幕開けを告げる!

  • 第2話
    第2話

    爆破事件の際に目撃された不審人物の似顔絵を見た美希は驚愕する。それはずっと探してきた人物と酷似していた。一方、汐里が「百舌」らしき男と一緒にいることをつかんだ倉木と大杉だったが、その巧みな弁舌に翻弄されてしまう。いらだちを募らせていたところに突然現われた東に挑発され、ついに倉木は森原官房長官との直接対決へ。議員会館前で2人が向かい合ったとき、倉木に最大の危機が訪れる。

  • 第3話
    第3話

    官房長官殺害の嫌疑をかけられた倉木は姿をくらました。同じころ、車にはねられた美希は、運転手が誰かを察し、傷ついていた。そして、特別な絆で結ばれていた汐里と新谷和彦は、公安部長の池沢が開いた衝撃的な記者会見を知り怒りに体を震わせる。事件の裏にはダルマと大国ロシアの影が…。それぞれの想いが沸騰していく中、グラークα作戦の核心に迫りつつある倉木の暴走を止めるべく銃を向けたのは…。

  • 第4話
    第4話

    池沢は今や和彦と汐里、共通のターゲットとなった。大杉は、鳴宮の力で倉木の無実の証拠を見つけるが、池沢は相手にしない。倉木のためにも、自分のためにもグラークα作戦のヒントを掴もうと身を捨ててロシア人工作員に接触した美希の前に、倉木が現われた。そして警察上層部に不審を抱いた大杉も合流、3人はロシア人たちが集まるパーティーに潜入する。そこに現われたのは、東、そして、美希の最愛の……。

  • 最終話
    最終話

    グラークα作戦が展開されたのは北海道の孤島であることを知った倉木と美希は雪原へと旅立つ。大杉は池沢との対決に臨むが、池沢を狙う百舌、そして汐里と津城もその場に姿を現わす。それは百舌にとっても予想外の出来事であった。やがて想像をはるかに超えたある施設の中で、倉木は千尋の残した痕跡を見つける……。過去がよみがえり、記憶が幻のごとく羽ばたく。倉木が最後にたどりついた「本当の真実」とは?

再放送作品

連続ドラマWとは?

連続ドラマWとは、WOWOW独自のドラマ製作プロ ジェクト。WOWOWは2003年から「ドラマW」としてオリジナルドラマの製作をスタートし、2008年からは連続ドラマの製作も開始しました。連続ドラマWは、有料放送という特性を活かし、スポンサーの制限を受けることなく自由なドラマ作りが可能です。演出には映画監督を中心に起用し、一流作家による骨太な原作を全5~6話で完結する無駄のない構成で映像化。キャスティングも実力派俳優にこだわり、本格的な社会派ドラマを生み出しています。連続ドラマWは、大人が楽しめる、他にはない高品質なドラマなのです。