連続ドラマ W 金曜よるに、プレミアムなドラマを。

骨太な題材が観る者を引き込むWOWOW制作の
ドラマシリーズ<連続ドラマW>から、
見ごたえのある作品を毎月厳選してお届けします。

今月の放送作品

連続ドラマW 震える牛

食品問題を追及した話題作を映像化。食品偽装、狂牛病、大企業の隠蔽をテーマに圧倒的なリアリティで迫る衝撃の社会派サスペンス。

あなたが食べているその食品は、本当に安全なのか――。

食品問題に着眼し、そのタブーに見事に切り込んだ相場英雄の原作「震える牛」が連続ドラマWに登場する。事件を追う刑事と記者、隠蔽しようとする組織との攻防をスリリングに描く衝撃の社会派ヒューマン・サスペンス。

 事件を追う刑事を演じるのは、2011年の連続ドラマW「下町ロケット」で熱き社長役を演じた三上博史。「下町ロケット」の主演及び監督、プロデューサーが再びタッグを組んだ。ほか、小林薫、吹石一恵といった豪華キャストがラインナップされている。

ストーリー

 警視庁捜査一課・継続捜査班の田川信一(三上博史)は、未解決の「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」に疑問を抱き、捜査を始める。事件は5年前に発生。覆面姿の犯人が店員から金を奪い、店の奥で獣医師と暴力団関係者を殺害した。初動捜査での犯人像は金目当ての外国人。被害者同士の面識はなく、それぞれひとりで待ち合わせ相手を待っているところだった。地道な聞き込みを重ねた田川は、食肉加工会社・ミートボックスにたどり着く。

 さらに事件の直後、殺害された獣医師の部屋に空き巣が入り、2台のパソコンのみが盗まれていたことが発覚する。犯人の真の目的は金ではなく2人を殺害することだったのでは? 捜査を進めていく中、田川はニュースサイトの記者・鶴田真純(吹石一恵)と再会する。鶴田も、読者から得た情報をもとに“裏に顔が利く”という悪評のあるミートボックスの食品偽装疑惑を探っているところだった。

2013年制作
原作:
相場英雄「震える牛」(小学館刊)
監督:
鈴木浩介(「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」「推定有罪」「マグマ」)
権野元
プロデュース:
青木泰憲(「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」「推定有罪」、「マグマ」)
脚本:
篠﨑絵里子(「マグマ」)
音楽:
羽岡佳(「下町ロケット」、「マグマ」)
出演:
三上博史 吹石一恵 小林薫 平山浩行 木村文乃 温水洋一 遠藤要 田中幸太朗 白石美帆 竜雷太 羽場裕一 小野寺昭 佐野史郎 古田新太 ほか

原作

相場英雄「震える牛」(小学館刊)

作家。1967年新潟県生まれ。元時事通信社記者。2005年に『デフォルト(債務不履行)』(角川文庫)で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞。2006年時事通信社を退社、創作活動に。著書に『震える牛』(小学館)のほか、『みちのく麺食い記者シリーズ』(小学館文庫・双葉文庫)、『ナンバー』(双葉社)、『血の轍』(幻冬舎)。漫画原作に『フラグマン』(小学館ビッグコミックス)、『書かずの753』(小学館ビッグコミックオリジナル増刊連載中)など。

プレゼント
相場英雄『震える牛』(小学館文庫)を
5名様にプレゼント

「連続ドラマW  震える牛」6月の放送を記念して、ドラマの原作である相場英雄著『震える牛』(小学館文庫)を5名様にプレゼント致します。

〆切:6月30日(土)24:00ご応募はこちら

人物紹介

警視庁
  • 警視庁捜査一課継続捜査班 田川信一 [三上博史]
  • 警視庁特命捜査対策室理事官 矢島達夫 [羽場裕一]
  • 警視庁捜査一課課長 宮田次郎 [佐野史郎]
  • 警視庁捜査一課第三強行犯捜査 池本功治 [遠藤 要]
オックスマート
  • オックスマート取締役経営企画部長 滝沢文平 [小林薫]
  • オックスマートスーパー事業本部長 柏木信友 [平山浩行]
  • 田川の娘 オックスマート社員 田川 梢 [木村文乃]
  • オックスマート社員 梢の恋人 加藤圭太 [田中幸太郎]
  • 女優 オックスマートCMキャラクター 村上冴子 [白石美帆]
  • オックスマート社長 柏木友久 [小野寺 昭]

  • ビズ・トゥデイ記者 鶴田真純 [吹石一恵]
  • 元ミートボックス社員 小松 隆 [温水洋一]
  • 畜産家 増渕要三 [竜 雷太]
  • ミートボックス社長 八田富之 [古田新太]

各話あらすじ

  • 第1話
    第1話

    5年前に起きた強盗殺人事件。当時は金目当ての外国人による通り魔的な犯行と思われたが、犯人逮捕には至らなかった。警視庁捜査一課・継続捜査班の田川信一は、この事件を再捜査する。調べを進めるうち、事件は計画的犯行によるものだと思われた。一方、ニュースサイトの記者・鶴田真純は、食品偽装問題を追っていた。ある食肉加工会社を取材中、偶然田川と再会する鶴田。2人には過去に因縁があった。

  • 第2話
    第2話

    食肉加工会社・ミートボックス元社員の小松から、ミートボックスが悪質な食品偽装を行なっている事実を聞く鶴田。その頃、田川はミートボックス社長・八田が、殺された西野と知人だったことを知り八田を怪しむ。さらにミートボックスの主要取引先が大手スーパーのオックスマートだと分かり、取締役の滝沢と本部長の柏木に聞き込みをするが…

  • 第3話
    第3話

    八田は、西野を殺したのは柏木ではないかと推測。契約を打ち切りにしたい滝沢に対し、八田は自社製品販売継続のため、脅迫する。そんな中、田川は事件のもうひとりの被害者・赤間が、出入りしていた牧場を訪れる。獣医だった赤間は、牛を診察していたのだ。田川は牧場主の増渕に話を聞き、何か知っているのではないかと勘ぐる。

  • 第4話
    第4話

    柏木は、オックスマートそして自身が経営する焼肉店に増渕牧場の牛肉を仕入れていた。田川は、BSEが発症した事実を知った赤間と、問題の牛を秘密裏に処理した西野を口封じのため、柏木が殺したのではないかとにらむ。その頃、鶴田は、ミートボックスの食品偽装を暴くため、証拠を持ち出そうとする小松と音信不通となり、不吉な予感がしていた。

  • 第5話
    最終話

    5年前に起きた事件の容疑者として逮捕された柏木。しかし、警察上層部とオックスマート幹部との黙約により、動機はBSEの疑惑を隠蔽するためではなく、痴情のもつれとして世間には公表された。鶴田は、真実を公表することができなかった警察組織、そして田川に失望する。だが企業ぐるみで隠蔽工作を図っていたオックスマートを捜査するため、田川は鶴田の協力を仰ぎ最後の手段に出る。

連続ドラマW 血の轍

ベストセラー「震える牛」に続く、相場英雄の警察小説を映像化。 “刑事vs公安”それぞれの正義を貫く2つの組織と、その間でもがく人間を描く群像ドラマ。

「震える牛」に続き、相場英雄原作の小説「血の轍」が連続ドラマWで映像化。
舞台は刑事部と公安部が陰に陽に対立する警察組織。元刑事が殺された事件が過去の未解決事件と関連し、それぞれの思惑と警察組織内での覇権争いが複雑に絡み合っていく骨太のサスペンスだ。

 かつて兄弟のように力を合わせて事件に挑んでいた2人の刑事、兎沢と志水は、ある日を境に袂を分かつ。刑事部の兎沢は大きな悲しみを背負い、公安への憎悪を膨らませ、公安部に移った志水は、兎沢に刑事のイロハを叩き込んだ過去と決別し職務に励む。

ストーリー

 東京の新宿牛込署管内の公園で、元警視庁の刑事・香川の遺体が発見される。捜査一課の兎沢(谷原章介)をはじめとする刑事部は元同僚の仇討ちを誓い捜査を開始。一方、被害者が元刑事だったことから公安部の曽野(高嶋政伸)も部下の志水(原田泰造)に秘密裏に真相を探らせる。公安は警察組織の信頼維持が治安の安定につながると考え、もし警察に不利となる案件が見つかった場合は事件を迷宮入りにすることも辞さない考えだった。

 警視庁特殊捜査班・坂上(TAO)のサポートにより、兎沢は死の直前の香川がある文書を作成し、データ入りのメモリーカードを山形県にいる元同僚の柏倉宛に発送していたことを知る。大量の人員と盗聴機、カメラを駆使して刑事部の動きを調べていた公安もこれを知りカード回収に動く。先にカードを入手すべく山形に向かった兎沢だったが、約束の時間に現われたのは柏倉の妻で、早朝に外出した夫と連絡がつかないことを告げられる。

2014年制作
原作:
相場英雄「血の轍」(幻冬舎文庫)
監督:
小林義則(「アンフェア」)
脚本:
篠﨑絵里子(連続ドラマW「震える牛」)
音楽:
羽岡佳(連続ドラマW「震える牛」)
出演:
谷原章介 原田泰造 TAO ・ 高嶋政伸 他

原作

相場英雄「血の轍」(幻冬舎文庫刊)

作家。1967年新潟県生まれ。元時事通信社記者。2005年に『デフォルト(債務不履行)』(角川文庫)で第2回ダイヤモンド経済小説大賞を受賞。2006年時事通信社を退社、創作活動に。著書に『震える牛』(小学館)のほか、『みちのく麺食い記者シリーズ』(小学館文庫・双葉文庫)、『ナンバー』(双葉社)、『血の轍』(幻冬舎)。漫画原作に『フラグマン』(小学館ビッグコミックス)、『書かずの753』(小学館ビッグコミックオリジナル増刊連載中)など。

プレゼント
相場英雄『血の轍』(幻冬舎文庫)を
5名様にプレゼント

「連続ドラマW 血の轍」6月の放送を記念して、ドラマの原作である相場英雄著『血の轍』(幻冬舎文庫)を5名様にプレゼント致します。

〆切:6月30日(土)24:00ご応募はこちら

人物紹介

刑事部 刑事の使命:社会を守る
  • 警視庁刑事部 捜査一課 警部補 兎沢 実 [谷原章介]
  • 警視庁刑事部 捜査一課第一特殊班 警部 坂上陶子 [TAO]
  • 刑事局長 久保田 務 [橋爪淳]
  • 警視庁捜査一課長 海藤啓吾 [宅麻 伸]
公安部 公安の使命:国を守る
  • 警視庁公安部 公安総務課 警部 志水達也 [原田泰造]
  • 警視庁公安部 公安総務課長 曽根耕平 [高嶋政伸]
  • 副総監 内田和人 [田中健]
新宿牛込署
  • 新宿牛込署 署員 江畑正行 [徳山秀典]
  • 新宿牛込署 地域課 巡査部長 安倍義一 [北見敏之]

  • 志水の妻 志水仁美 [釈由美子]
  • 「パワーデータ」代表 村岡晴彦 [嶋田 久作]
  • 兎沢の妻 兎沢瑠美子 [映美くらら]
  • デパートの保安課勤務 香川 剛 [佐戸井けん太]

各話あらすじ

  • 第1話
    第1話

    新宿の公園で元警視庁刑事・香川の遺体が発見される。捜査一課の兎沢実は、上司の海藤啓吾や協力を申し出た特殊班の坂上陶子らと元同僚の敵討ちを誓い、捜査を開始。一方、被害者が元刑事だったことから、警察組織の信頼を揺るがす事態を危惧した公安部の曽野耕平も部下の志水達也に真相を探らせる。そんな中、兎沢は香川がある文書を作っていたことを知る。

  • 第2話
    第2話

    香川が遺したメモリーカードは、国家を揺るがすほどの、ある重大事件の報告書であった。全文書の解読を急ぐ兎沢たち刑事部と、それを消し去ろうと暗躍する志水・曽野たち公安部。そんな対立の中で、再会した志水の冷酷な姿にショックを受けた兎沢であったが、どこかでまだ、かつての上司を信じようとしていた。しかし、坂上の調査によって志水が自分の娘の死に関わっていたことを知らされ、愕然とする。

  • 第3話
    第3話

    志水は内田副総監と村岡晴彦の調査を開始。村岡の正体、そして事件の真相に気付いた曽野は、刑事部より先に手を打つよう志水に指示する。同じころ、兎沢や海藤も村岡を殺人事件の容疑者と疑い、坂上の潜入捜査により内田との繋がりも明らかとなった。しかし、副総監である内田には迂闊に手を出せない。一方、国家の安全という大義のもと、曽野・志水たち公安部は驚くべき強硬手段に出る。

  • 最終話
    最終話

    志水は村岡を連れ出し、刑事部に逮捕されないよう隔離する。しかし、兎沢たちも内田副総監と村岡との繋がりを示す確固たる証拠を発見、村岡の逮捕へ乗り出そうとしていた。その最中、公安の妨害から兎沢は警察内の監察チームに捕らえられてしまう。そして、坂上の活躍により解放された兎沢を待っていたものは、志水にまつわる衝撃的な真実だった。すべてが暴かれた今、兎沢と志水、それぞれの決着とは…。

来月の放送作品

連続ドラマW 沈まぬ太陽

山崎豊子の最高傑作をテレビドラマ化。未曽有の航空機墜落事故という悲劇の裏で信念を貫き巨大組織で生きる者たちを、連続ドラマW史上最大のスケールで描く全20話。〈第1部・第1~8話〉

『白い巨塔』『華麗なる一族』『不毛地帯』『大地の子』『運命の人』など、誰もが知る名作を世に出した、日本を代表する作家・山崎豊子。その多くが映像化されている中で、長年テレビドラマ化不可能とされてきた傑作小説『沈まぬ太陽』(新潮文庫刊)が、WOWOWでドラマ化。

 『沈まぬ太陽』は単行本・文庫本の売り上げが累計700万部を超え、数ある山崎作品の中でも最もヒットした大ベストセラー。連続ドラマWでは過去最長となる全20話で構成し、アフリカ・中東での海外ロケなどかつてない規模での製作に挑む。

 脚本は2014年放送の大河ドラマ「軍師官兵衛」の前川洋一、監督は「連続ドラマW マークスの山」「連続ドラマW 下町ロケット」の水谷俊之、鈴木浩介が担当する。そして、主人公・恩地元を演じるのは1995年に放送されたテレビドラマ「大地の子」で新人ながらも主人公を演じ一躍脚光を浴びた上川隆也。20年の歳月を経て、山崎豊子作品の主役に再び挑んだ。さらに、そのライバル行天四郎役には、実力派俳優の渡部篤郎をキャスティング。そのほか豪華なキャストが多数出演する。

第1部ストーリー

 1961年。日本を代表する企業・国民航空に勤める恩地元(上川隆也)は、労働組合委員長・八馬(板尾創路)から次期委員長を押し付けられる。不本意ながらも任に就く恩地だったが、同期で副委員長の行天四郎(渡部篤郎)とともに、労働条件をめぐり堂本取締役(國村隼)ら経営陣と激しく対立する。そんな中、人員不足による整備士の死亡事故が発生。劣悪な労働環境がただされなければ“空の安全”を守れないと信じた恩地は会社始まって以来のストライキを断行し、会社側の譲歩を勝ち取る。しかしその後、恩地は報復人事ともいえるパキスタン・カラチ支店への転勤を言い渡され、妻・りつ子(夏川結衣)や子どもを置いてひとり海外へたつこととなる。一方、かつての同志・行天は恩地ら組合側と手を切り、労務担当幹部に取り入りながらも自らの理想の会社像を追い求めることを決意。僻地へ飛ばされた恩地と出世を選んだ行天。2人の運命が大きく動き始める。

放送日程
先行放送
  • 7月1日(日)12:00~ 連続ドラマW 沈まぬ太陽 #1
  • 7月1日(日)13:00~ 連続ドラマW 沈まぬ太陽 #2
通常放送
  • 7月6日(金)21:00~ 連続ドラマW 沈まぬ太陽 #1~4 (全20話)
  • 7月13日(金)21:00~ 連続ドラマW 沈まぬ太陽 #5~8 (全20話)
2016年制作
原作:
山崎豊子『沈まぬ太陽』(新潮文庫刊)
脚本:
前川洋一(大河ドラマ「軍師官兵衛」「連続ドラマW マークスの山」「連続ドラマW 下町ロケット」)
監督:
水谷俊之、鈴木浩介(「連続ドラマW マークスの山」「連続ドラマW 下町ロケット」)
音楽:
佐藤直紀(「連続ドラマW パンドラ」シリーズ、『永遠の0』)
出演:
<第1部>上川隆也 夏川結衣 檀れい 板尾創路 小泉孝太郎 草刈民代 若村麻由美 古谷一行 國村隼 渡部篤郎 ほか

原作

山崎豊子『沈まぬ太陽』(新潮文庫刊)

1924年(大正13)年、大阪市生れ。京都女子大国文科卒。
毎日新聞社学芸部に勤務。 当時、学芸部副部長であった井上靖のもとで記者としての訓練を受ける。 勤務のかたわら小説を書きはじめ、1957(昭和32)年『暖簾』を刊行。 翌年、『花のれん』により直木賞を受賞。新聞社を退社して作家生活に入る。 1963年より連載をはじめた『白い巨塔』は鋭い社会性で話題を呼んだ。 『不毛地帯』『二つの祖国』『大地の子』の戦争3部作の後、大作『沈まぬ太陽』を発表。 『約束の海』を、「週刊新潮」連載中の2013年(平成25年)9月、逝去。 1991年菊池寛賞、2009年毎日出版文化賞特別賞受賞。

人物紹介

国民航空 労働組合
  • 組合委員長 恩地 元 [上川隆也]
  • 組合副委員長 行天四郎 [渡部篤郎]
  • 国民航空 客室乗務員 三井美樹 [檀 れい]
  • 国民航空 労働組合員 沢泉正夫 [小泉孝太郎]
  • 書記長 桜井 均 [長谷川朝晴]
  • 整備士 中川 [徳重 聡]
  • 組合員 八木 [渡辺 大]
  • 組合員 村田 [草野イニ]
  • 運航技術部 志方真一郎 [甲本雅裕]
国民航空 経営幹部側
  • 国民航空 社長 桧山 衛 [古谷一行]
  • 労務担当取締役 堂本信介 [國村 隼]
  • 労務課長 八馬忠次 [板尾創路]

  • 恩地元の妻 恩地りつ子 [夏川結衣]
  • 恩地の母 恩地将江 [田島令子]
  • 行天四郎の妻・元客室乗務員 行天麗子 [若村麻由美]

各話あらすじ

  • 第1話
    第1話

    国民航空に勤める恩地元は先輩の八馬の画策により不本意ながらも労働組合の委員長を引き受ける。同期で副委員長の行天四郎とともに労働環境改善を目指し立ち上がった恩地は桧山社長と激しく対立。一歩も譲らない恩地率いる労組に対抗するため、会社側は切り札として堂本取締役に労使交渉を任せる。そんな中、問題となっていた人員不足による事故が発生する。

  • 第2話
    第2話

    人員不足による過重労働が引き起こした整備士・中川の事故死。その現実を目の当たりにした恩地はこのような事態が続けば“空の安全”が脅かされ、大きな事故につながると危惧する。しかし、労働環境改善のための団体交渉は冷酷無比な堂本取締役を相手にして一向に妥結の糸口が見つからない。追い詰められた恩地、行天ら労働組合はついに国民航空始まって以来のストライキ権を行使することとなる。

  • 第3話
    第3話

    恩地たちが決死の覚悟で挑んだ首相フライト阻止のストライキにより労働環境は劇的に改善された。労組の次期委員長は沢泉に引き継がれるが、常務に昇格した堂本の画策によって、恩地はパキスタン・カラチへの転勤を命じられる。組合活動に対する報復人事と憤る沢泉たちがビラをまくなど抗議活動をする中、恩地は意を決して桧山社長に直談判する。一方、行天は堂本常務の懐柔策に心が揺れ動き始める。

  • 第4話
    第4話

    恩地は桧山社長の「2年で帰す」という言葉を信じ、パキスタン・カラチに赴任するが、カラチ支店では今までの組合活動を理由に駐在員たちから白い目で見られる。やがて、日本で離れて暮らしていた家族をカラチに呼び寄せ一緒に暮らし始めるが、妻・りつ子や子どもたちは慣れない異国での生活に困惑する。そんな中、労組や恩地と決別した行天は、出世コースであるロサンゼルス支店への栄転が決まった。

  • 第5話
    第5話

    恩地はカラチからさらにイランのテヘランへ飛ばされた。桧山社長との「2年で帰す」という約束が守られず、2度目の海外転勤に納得のいかない気持ちだったが、テヘラン支店長・島津には信頼を寄せ就航準備の業務に励む。その最中、日本から恩地に予期せぬ訃報が入り、急いで帰国の途に就く。一方、ロサンゼルス支店の行天も、堂本常務と八馬から国航労組をつぶすための極秘任務を命じられ、日本に緊急帰国する。

  • 第6話
    第6話

    信頼していた島津支店長が去った後も、恩地は本社への復帰を信じテヘランでの総務の仕事に耐えていた。しかし、恩地を待つ沢泉ら国航労組の仲間もまた不当な人事異動で閑職に追いやられる。一方、ロサンゼルスでの事故処理対応で評価が高まった行天は、本社秘書課長に昇進し順調に出世コースを歩む。恩地は国航労組と今後関わらないことを条件に本社に帰任する話を持ちかけられるが、組合員のことを想い提案を断わってしまう。

  • 第7話
    第7話

    会社の懐柔策に屈せず信念を貫いた恩地に待っていたのは、僻地アフリカへの左遷であった。痛々しいほど自らを孤独に追い込んでまで会社と闘おうとする恩地の姿に、りつ子たち家族は戸惑いを隠せないでいた。恩地の復帰を信じ国航労組に残っていた三井美樹も、差別人事による過酷な業務に体調を崩してしまう。それとは対照的に出世の道を突き進む行天のもとに、国民航空機の墜落事故発生の一報が入る。

  • 第8話
    第8話

    度重なる国民航空機の事故。ナイロビ営業所の恩地も得意先の安否確認に奔走するが、事故原因が人為的ミスであることを知り愕然とする。しかし、行天をはじめ経営幹部は多くの犠牲者を出したにも関わらず、事故の責任を取らない。依然として変わらない会社の体質に加え、念願だった就航交渉を打ち切られた恩地の怒りは頂点に達する。そんな中、国民航空の安全問題が国会で追及されることになり、事態が大きく動き始める。

連続ドラマW 沈まぬ太陽

山崎豊子の最高傑作をテレビドラマ化。未曽有の航空機墜落事故という悲劇の裏で信念を貫き巨大組織で生きる者たちを、連続ドラマW史上最大のスケールで描く全20話。〈第2部・第9~20話〉

『白い巨塔』『華麗なる一族』『不毛地帯』『大地の子』『運命の人』など、誰もが知る名作を世に出した、日本を代表する作家・山崎豊子。その多くが映像化されている中で、長年テレビドラマ化不可能とされてきた傑作小説『沈まぬ太陽』(新潮文庫刊)が、WOWOWでドラマ化。

 『沈まぬ太陽』は単行本・文庫本の売り上げが累計700万部を超え、数ある山崎作品の中でも最もヒットした大ベストセラー。連続ドラマWでは過去最長となる全20話で構成し、アフリカ・中東での海外ロケなどかつてない規模での製作に挑む。

 脚本は2014年放送の大河ドラマ「軍師官兵衛」の前川洋一、監督は「連続ドラマW マークスの山」「連続ドラマW 下町ロケット」の水谷俊之、鈴木浩介が担当する。そして、主人公・恩地元を演じるのは1995年に放送されたテレビドラマ「大地の子」で新人ながらも主人公を演じ一躍脚光を浴びた上川隆也。20年の歳月を経て、山崎豊子作品の主役に再び挑んだ。さらに、そのライバル行天四郎役には、実力派俳優の渡部篤郎をキャスティング。そのほか豪華なキャストが多数出演する。

第2部ストーリー

1985年、ホテルの大広間で国民航空創立35周年記念パーティーが盛大に行なわれていた。社長・堂本信介(國村隼)、行天四郎(渡部篤郎)らが政財界の大物たちを出迎える中、会場には約10年の僻地勤務から日本に帰任していた恩地元(上川隆也)の姿があった。パーティーのさなか、国民航空の大型旅客機がレーダーから消えたという一報が入ってくる。すぐに現地へ向かった恩地だが、事故の惨状を前に呆然と立ち尽くすしかなかった。程なく恩地は、乗客の家族の“お世話係”となり、遺族たちの深い悲しみに真摯に向き合っていく。
 一方、日本政府は国民航空建て直しのため、関西紡績の国見正之(長塚京三)にトップ就任を要請。会長に就いた国見は徹底した“空の安全”を実現するため「会長室」を設置し、恩地を部長として呼び寄せる。社内にはびこる不正の数々を調査し始めた恩地の前に立ちはだかったのは、常務にまで上り詰めた行天だった…。

放送日程
  • 7月20日(金)21:00~ 連続ドラマW 沈まぬ太陽 #9~12 (全20話)
  • 7月27日(金)21:00~ 連続ドラマW 沈まぬ太陽 #13~16 (全20話)
  • 8月3日(金)21:00~「連続ドラマW 沈まぬ太陽」#17~20(全20話)
2016年制作
原作:
山崎豊子『沈まぬ太陽』(新潮文庫刊)
脚本:
前川洋一(大河ドラマ「軍師官兵衛」「連続ドラマW マークスの山」「連続ドラマW 下町ロケット」)
監督:
水谷俊之、鈴木浩介(「連続ドラマW マークスの山」「連続ドラマW 下町ロケット」)
音楽:
佐藤直紀(「連続ドラマW パンドラ」シリーズ、『永遠の0』)
出演:
<第2部>上川隆也 長塚京三 夏川結衣 長谷川京子 板尾創路 / 高嶋政伸 陣内孝則 / 若村麻由美 平幹二朗 橋爪功 國村隼 渡部篤郎 ほか

原作

山崎豊子『沈まぬ太陽』(新潮文庫刊)

1924年(大正13)年、大阪市生れ。京都女子大国文科卒。
毎日新聞社学芸部に勤務。 当時、学芸部副部長であった井上靖のもとで記者としての訓練を受ける。 勤務のかたわら小説を書きはじめ、1957(昭和32)年『暖簾』を刊行。 翌年、『花のれん』により直木賞を受賞。新聞社を退社して作家生活に入る。 1963年より連載をはじめた『白い巨塔』は鋭い社会性で話題を呼んだ。 『不毛地帯』『二つの祖国』『大地の子』の戦争3部作の後、大作『沈まぬ太陽』を発表。 『約束の海』を、「週刊新潮」連載中の2013年(平成25年)9月、逝去。 1991年菊池寛賞、2009年毎日出版文化賞特別賞受賞。

人物紹介

国民航空
  • 国際旅客営業本部課長・お世話係 恩地 元 [上川隆也]
  • 社長 堂本信介 [國村 隼]
  • 国航開発 会長 八馬忠次 [板尾創路]
  • 労務部長 畑 辰造 [袴田吉彦]
  • 取締役 広報部長 行天四郎 [渡部篤郎]
  • 客室乗務員 小川亜紀子 [長谷川京子]
  • 客室乗務員 井手祥子 [中村映里子]
  • 客室乗務員 丸山千穂 [舞羽美海]
  • 国際貨物部長・お世話係 岡部 [浜田 学]
  • 事故調査班長 志方真一郎 [甲本雅裕]
乗客の家族
  • 乗客の家族 杉内芳美 [麻生祐未]
  • 乗客の家族 坂口清一郎 [山本圭]
  • 乗客の家族 西野 智恵子 [菜葉菜]
  • 乗客の家族 千葉 [下條アトム]
政界
  • 総理大臣 利根川 [平 幹二朗]
  • 運輸大臣 道塚 要 [螢 雪次朗]

  • 恩地の妻 恩地りつ子 [夏川結衣]
  • 関西紡績 会長 国見正之 [長塚京三]
  • 行天四郎の妻・元客室乗務員 行天麗子 [若村麻由美]
  • 恩地の娘 恩地純子 [朝倉あき]
  • 恩地の息子 恩地克己 [和泉崇司]
  • 中央新聞 記者 熊野 [ミムラ]

各話あらすじ

  • 第9話
    第9話

    1985年、ホテルの大広間で国民航空創立35周年記念パーティーが行なわれていた。堂本社長、行天取締役らが政財界の大物たちを出迎える中、会場には約10年の僻地勤務から日本に帰任していた恩地の姿があった。パーティーのさなか、国民航空の大型旅客機がレーダーから消えたという一報が入る。すぐに現地へ向かった恩地だが、事故の惨状を前に呆然と立ち尽くすしかなかった。

  • 第10話
    第10話

    体育館では鑑識の警察官や医師らによって、事故現場から運ばれた遺体の検死作業が進められていた。現地に来ていた恩地は乗客の家族のお世話係となり、身元確認をする遺族の悲嘆を目の当たりにする。事故原因が明らかにならない中、未曾有の大事故を起こした責任を取り、堂本社長は記者会見で辞意を表明。行天は愛人関係にある客室乗務員・小川亜紀子に堂本の失脚を契機に自分は常務昇格を狙うと告げる。

  • 第11話
    第11話

    大阪の遺族との補償交渉を任された恩地は、初めての仕事に戸惑いつつも担当する家庭を訪ねる。夫を亡くした鈴木夏子は幼い息子を持ちながらも昼間から酒を飲むほど自暴自棄になり、姑とは補償金のことでもめていた。恩地は残された家族の苦しみに寄り添おうとするが、補償のプロの異名を持つ遺族係・古溝と意見が対立する。補償交渉が難航する中、堂本社長は弔問先の遺族の家で「誠意が感じられない」と怒りを買う。

  • 第12話
    第12話

    事故から数カ月がたち、国民航空は恩地ら遺族係が見守る中、身元不明ご遺体出棺式を執り行なっていた。出棺式で初めて一堂に会した遺族たちは互いに慰め合い、幼い息子を亡くした杉内芳美の提案により遺族会が発足する。そんな中、利根川総理とその影の参謀・龍崎一清は信頼を失墜させた国民航空の建て直しのため、関西紡績会長の国見正之にトップ就任を要請する。

  • 第13話
    第13話

    恩地が大阪の遺族と厳しい補償交渉を続ける中、利根川総理の要請に応じトップに就いた国見会長のもと、国民航空の新体制が始まる。会社再建のため絶対安全の確立を誓う国見会長は分裂している労働組合の統合が急務と考え、分裂前の組合の委員長であった恩地を東京に呼び寄せ面会する。一方、取締役の行天は国見会長から退社を迫られた堂本を見切り、新首脳陣の海野社長と三成副社長に近づく。

  • 第14話
    第14話

    国見会長は恩地を抜擢し期待を胸に会長室制をスタートさせるが、早々に側近の海野社長から旧労組委員長であった恩地の存在意義を否定される。また、国民航空再建のため労組統合を急ぐ国見会長に対して、新生労組側の八馬、岩合、轟らは抵抗の姿勢を示していた。そんな中、行天は三成副社長の推薦で常務取締役に就任し、妻・麗子を差し置いて愛人関係の亜紀子と昇進を祝っていた。

  • 第15話
    第15話

    国見会長の指示のもと国民航空・生協の不正を調べ始めた恩地であったが、利権を握る国航開発社長・岩合と同会長・八馬に呼び出され、それ以上関わるなと脅される。そんな圧力にも屈せず恩地が調査を続けると、生協理事長・畑、新生労組OBの轟らの不正の実態があぶり出される。一方、支店長会議のためニューヨークを訪れた国見会長は国航開発が経営する現地ホテルのあまりの豪華さに一抹の不安を感じた。

  • 第16話
    第16話

    新旧労組統合を急ぐ国見会長の進め方は新生労組側の大きな反発を生み、行天の策略で国見新体制批判のスクープ記事が新聞に掲載される。事情を知った利根川総理は強力なリーダーシップを見せる国見を“王道”と評し支援するが、総理の影の参謀・龍崎は組織を混乱させてまで恩地を重用する方針に不安を感じる。そんな中、生協の調査を続けていた恩地は旅行代理店への特別販促費を利用した収賄という新たな不正を発見する。

  • 第17話
    第17話

    行天は自社の路線拡大のため、航空行政を担う運輸官僚の石黒にホステスの雪絵をあてがい籠絡、2人の逢瀬の場をも提供する。一方、国見会長は監査役・和光から国航開発のホテルに関する深刻な不正を指摘され、恩地を現地ニューヨークに派遣し調査させる。その特命を知った海野社長と三成副社長は不正が明かされ自身の責任になることを恐れ、恩地を抑えるよう行天を現地に向かわせる。

  • 第18話
    第18話

    ニューヨークで国航開発が経営するホテルの実態を調べ上げた恩地は国見会長に会計上の不正を報告する。会社再建のためには手段を選ばない国見会長のやり方を危惧する海野社長は影の総理と呼ばれる実力者・竹丸を頼り、事態は政界をも巻き込み始める。渦中にある国航開発の八馬会長、岩合社長は国見体制を切り崩すため、広報部長の行天を使い、国見会長そして恩地に対する批判記事を雑誌に掲載させる。

  • 第19話
    第19話

    国見会長と恩地は和光監査役から新たな問題の報告を受ける。国民航空の存続をも危ぶむドル先物予約に関する重大な事案で、その背後に副総理の竹丸、日本産業銀行会長・池坊の存在があった。やがて、事態は利根川総理、永田元総理、竹丸ら政治家の利権争いに絡み、国見会長や恩地の計り知れない方向に進んでいく。そんな中、畑や行天の裏金作りを任されていた細井が海に身を投げる。

  • 最終話
    最終話

    国民航空のドル先物予約問題は異例の閣議決定で幕を引く。総理の背信に憤る国見は会長辞任を申し出るが龍崎の策謀にはめられる。国見会長体制が終焉を迎え、恩地の突き止めた不正の数々が闇に葬られる中、自殺した細井の裏金作りの証拠が東京地検特捜部に届く……。空の安全のため組織と戦い続けた恩地と、頂点に立つことで組織の改革を目指した行天。数十年の時を経て、別々の道を歩んだ2人に待つ運命とは。

再放送作品

連続ドラマWとは?

連続ドラマWとは、WOWOW独自のドラマ製作プロジェクト。WOWOWは2003年から「ドラマW」としてオリジナルドラマの製作をスタートし、2008年からは連続ドラマの製作も開始しました。連続ドラマWは、有料放送という特性を活かし、スポンサーの制限を受けることなく自由なドラマ作りが可能です。演出には映画監督を中心に起用し、一流作家による骨太な原作を全5~6話で完結する無駄のない構成で映像化。キャスティングも実力派俳優にこだわり、本格的な社会派ドラマを生み出しています。連続ドラマWは、大人が楽しめる、他にはない高品質なドラマなのです。