連続ドラマ W 金曜よるに、プレミアムなドラマを。

骨太な題材が観る者を引き込むWOWOW制作の
ドラマシリーズ<連続ドラマW>から、
見ごたえのある作品を毎月厳選してお届けします。

今月の放送作品

連続ドラマW 闇の伴走者

長崎尚志の小説を原作に、元警察官の調査員と漫画編集者という異色コンビが、巨匠が遺した未発表の漫画から迷宮入り事件の真相に迫っていくクライムミステリードラマ。

数々の漫画原作・脚本を手がけた長崎尚志の小説を連続ドラマ化。キャストは、WOWOWの連続ドラマ初主演の松下奈緒と古田新太のW主演コンビが誕生する!松下が演じる元警察官で出版業界メインの調査員と、古田が演じる偏屈だけど漫画編集者としては奇才!というワクワク感満載な異色のコンビが謎に挑んでいく。
そして、長崎尚志ならではの斬新な展開が待ち構えている。漫画界の巨匠が遺した未発表原稿の特長や道具から推測し、迷宮入り事件の真犯人を炙り出していく、という奇想天外なストーリーだ。
また、謎の漫画は田中圭一が手掛け、鍵を握る漫画は伊藤潤二が担当する。脚本はアニメを多く手がける佐藤大らが。監督は恋愛映画の旗手、三木孝浩がミステリーに初挑戦する。他キャストには、平田満、田中哲司、要潤、藤井美菜、真野響子、森本レオらの個性派が。未だかつて観たことのない新感覚のクライムミステリードラマが誕生。

ストーリー

漫画界の巨匠・阿島文哉(ベンガル)の一周忌に50枚の未発表画稿が発見された。作画は阿島そのものだが、35年前の連続女性失踪事件を彷彿とさせる謎の多い内容だった。阿島夫人(真野響子)は、本当に夫の作品なのか調べるよう、アジマプロの部長(要潤)に指示を出した。調査を依頼された元警察官の水野優希(松下奈緒)は、フリーの漫画編集者・醍醐真司(古田新太)に協力を求め、画稿の背景やシャドーの描き方、癖、ペンや道具の種類などから描かれた年代と作者を炙り出していく。その醍醐の豊富な知識と推理力には、元部下で大手出版社の副編集長(田中哲司)もうなるほどだった。
果たして迷宮入り事件の真犯人は阿島なのか!?勘と体力には自信がある優希と醍醐はぶつかり合いながらも命を張って事件の謎を究明していく。やがて漫画の中に想像を絶する悲しくも恐ろしい、犯人の手掛かりが潜んでいることに気付いてしまうのだった!

2015年制作
原作:
長崎尚志『闇の伴走者―醍醐真司の博覧推理ファイル―』(新潮文庫刊)
監督:
三木孝浩(『ソラニン』『僕等がいた(前・後篇)』『ホットロード』『アオハライド』)
脚本:
佐藤大(「カウボーイビバップ」「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「交響詩篇エウレカセブン」)
阿相クミコ(「残念な夫。」「連続ドラマW 鍵のない夢を見る~石蕗南地区の放火」「マルモのおきて」)
漫画担当:
田中圭一(『神罰』『ペンと箸』『うつヌケ 〜うつトンネルを抜けた人たち〜』)
伊藤潤二(『富江』『うずまき』『ギョ』)
音楽:
グランド・ファンク(『ホットロード』『告白』「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」シリーズ)
プロデュース:
喜多麗子(「連続ドラマW 天使のナイフ」「眠れる森」「WITH LOVE」)
出演:
松下奈緒・古田新太(W主演)、田中哲司、要潤、藤井美菜、温水洋一、野間口徹 /
池田鉄洋、前野朋哉、モロ師岡、ベンガル、石丸謙二郎、藤田弓子 / 真野響子、森本レオ、平田満 ほか
制作協力:
東宝映画
製作著作;
WOWOW

人物紹介

  • EKリサーチの調査員 水野優希[松下奈緒]
  • フリーランスの漫画編集者 醍醐真司[古田新太]
  • 漫画界の巨匠 阿島文哉[ベンガル]
  • アジマプロ社長 阿島淑子[真野響子]
  • アジマプロのライツ部 部長 小澤幸秀[要潤]
  • 英人社の副編集長 一峰馨 [田中哲司]
  • アジマプロの社員 竹内康介[前野朋哉]
  • 矢島スーパー取締役 矢島友之[森本レオ]

各話あらすじ

  • 第1話
    第一話「恐怖を克服する」

    巨匠で人気漫画家・阿島文哉の一周忌に未発表作品が発見された。作画は阿島そのものだが物語は35年前の未解決連続女性失踪事件に酷似していた。元警察官で調査員の水野優希は真偽を判別するため、奇才だが大食漢の漫画編集者・醍醐真司に協力を仰ぐ。醍醐は漫画の背景や道具の種類から描かれた年代と作者を推理していく。やがて2人は漫画の中に主人公である殺人鬼の犯罪を目撃していた人物がいた事に気づいてしまう!

  • 第2話
    第二話「感動を得られるよう常に感覚を研ぎ澄ます」

    続編があるとにらんだ醍醐はアジマプロの小澤と管理室で新たな画稿を探していた。優希は人気漫画家・戸村たちから、最も阿島に似た絵を描けたのは森田だと聞き出し、それも凶暴性があり人殺しの目をしていたと一峰も口をそろえる人物だった。一方その裏では35年前の未解決事件と似た失踪事件が発生していた。続編は見つからなかったが、醍醐は森田の住居を突き止め優希と訪ねる。だが新事実を知り、2人は愕然とする。

  • 第3話
    第三話「裏切りを恐れない。凡人は必ず裏切るから」

    醍醐は、漫画家・斑目虹太の完璧な遺作を見て首をかしげた。非公表だったが斑目は数年前から病気でペンを持てなかったはずだからだ。それに、あの未発表の漫画との共通点もあった。優希は、35年前の失踪者・辰巳晶子が実は詐欺師で被害者には餓死した人もいたという情報をつかみ、その辰巳と似た女性があの漫画の中に潜んでいたことも気づいたのだが……。数日後、ある人物が遺体で発見され、優希も忽然と姿を消してしまう!

  • 第4話
    第四話「ほめ言葉や賞賛に動じない。賞賛は、いじめや悪意以上に人を滅ぼす」

    漫画のままなら次のコマは埋葬だ! 優希の行方を追っていた醍醐は、小澤宅の地下室から噛み砕かれた鉛筆と女性が描かれたクロッキーを見つける。その絵の女性と行方不明から数日後に帰宅した室谷祥子が同一人物だとにらんだ醍醐は、祥子から犯人を聞き出し、漫画のヒーローのごとく巨体を揺らせて走り続けた。一方、手首足首にロープを巻かれて身動きできない優希は漫画家の正体を知り、「朝日が昇る前に殺される」ことを悟った。

  • 最終話
    最終話「人はいつか死ぬ。だから死を恐れない」

    優希(松下)は家族、故郷、夫から逃げていた。醍醐(古田)は組織、しがらみ、妻から逃げた。貝原(平田)は家族を捨て、才能に迷い、人生を失った。小澤は愛に飢え、人を恨み続けてきた。……生きていくには魂の救済者、伴走者にいてほしいと誰もが願う。だが凶悪犯たちの孤独感は、悲しい怒りの復讐へと変貌し、モンスターとなってしまった。漫画の誤読に気づいた優希と醍醐がスジを完結させる! いよいよ最終回!

連続ドラマW 闇の伴走者~編集長の条件

反響を呼んだ異色ミステリー「連続ドラマW 闇の伴走者」 待望の続編を一挙放送!

2015年春、異色のクライムサスペンスドラマとして評判を呼んだ「連続ドラマW 闇の伴走者」。その原作シリーズの3作目『編集長の条件 ―醍醐真司の博覧推理ファイル―』(新潮社刊)が、漫画界の奇才・長崎尚志によって出版された。前作で監督を務めた三木孝浩は映画でヒット作を連発し、今や日本を代表する監督のひとりに。今作は謎解きと人間ドラマが交錯する異色のヒューマンミステリーだが、再び同監督がその手腕を発揮する。

ストーリー

かつて一世を風靡した伝説の漫画誌編集者が、中堅出版社の漫画雑誌の復興を依頼され、強い意欲を持って編集長に就任した。しかしその直後にビルの屋上から転落死。遺書も不審な点もないことから、警察は早々に「事故」として処理をした。だがその死には、不可解な謎が多く残されていた。あの人なら殺されても仕方がないと言う編集部員や周囲の人々。「他殺か、自殺か?」――出版関係専門の調査員・優希(松下奈緒)と、偶然にも後釜として編集長に就任した醍醐(古田新太)は、再びコンビを組み、伝説の編集長の死の解明に乗り出す。手がかりは故人が残した作者不明の古い漫画画稿。2人は調査を進め、やがて戦後最大の謎「下山事件」に辿りつく。その背後には、「下山事件」を実にリアルに描写した謎の漫画家の存在が!戦後最大の謎の真相とは?伝説の編集長の死と「下山事件」、そして謎の漫画の関係は?優希と醍醐が行き着いた驚愕の「真実」とは!?

2018年制作
原作:
長崎尚志『編集長の条件 ―醍醐真司の博覧推理ファイル―』(新潮社刊)
監督:
三木孝浩(「連続ドラマW 闇の伴走者」『ホットロード』『坂道のアポロン』)
脚本:
阿相クミコ(「連続ドラマW 闇の伴走者」「マルモのおきて」「カインとアベル」)
漫画担当:
森秀樹(『腕~駿河城御前試合~』『墨攻』 )、 田中圭一(『うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち』『神罰』)
漫画協力:
平松伸二(『ドーベルマン刑事』『ブラック・エンジェルズ』)、土山しげる(『食キング』『喰いしん坊!』)
音楽:
グランドファンク(「連続ドラマW 闇の伴走者」『海街diary』『告白』)
プロデュース:
羽鳥健一(「貴族探偵」「ようこそ、わが家へ」「鬼平犯科帳 THE FINAL」)、喜多麗子(「連続ドラマW 闇の伴走者」「眠れる森」「恋人よ」)
プロデューサー:
川田尚広(「連続ドラマW 闇の伴走者」『青空エール』『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』)
出演:
松下奈緒・古田新太(W主演)
津田寛治 白石隼也 今野浩喜 小宮浩信(三四郎) 八木亜希子
温水洋一 野間口徹 前野朋哉 / 真野響子 森本レオ
田中泯 平泉成 岩松了

人物紹介

  • 出版関係の調査員 水野優希[松下奈緒]
  • 新編集長 醍醐真司[古田新太]
  • 広告宣伝部部長 堀尾 智[津田寛治]
  • アルバイトの編集アシスタント 伊東昇太[白石隼也]
  • 正社員 綿貫義正[今野浩喜]
  • アジマプロの社長 阿島淑子[真野響子]
  • 優希の父の同僚、元刑事 矢島友之[森本レオ]

各話あらすじ

  • 第1話
    第一話「転落」

    元警察官の調査員・水野優希(松下奈緒)のもとに、アジマプロ社長・阿島淑子(真野響子)から再び調査依頼が舞い込む。夫で漫画界の巨匠、故・阿島文哉(ベンガル)の幻の画稿が返却されたのだが、その直後に送り主の漫画誌編集長・南部正春(岩松了)が謎の死を遂げたという。依頼内容はその関連性を調べてほしいというもの。優希は南部の後任編集長となっていた醍醐真司(古田新太)と再びタッグを組み、謎の解明に乗り出す。

  • 第2話
    第二話「疑惑」

    編集部員・綿貫(今野浩喜)が担当する漫画に南部の死と酷似した場面が描かれていた―。さらに醍醐は綿貫の不正な経費処理を突き止めることに。深まる疑惑…。一方優希は編集アシスタントの伊東昇太(白石隼也)の力を借りて南部の人間関係を洗うことに。南部の業界内での評判は最低最悪。多くの人に恨まれていたことも判明する。並行して南部がアジマプロに送った画稿の調査を進めていくと、優希は驚くべき事実にたどり着いた―。

  • 第3話
    第三話「迷宮」

    綿貫の画稿の闇取引を確信した優希と醍醐。「おとり捜査」で綿貫を呼び出し自白に追い込むが、取引には上層部も関わっているという衝撃の事実が判明する。しかし南部の死には一切関係ないと言い張る綿貫……。そして南部もこの闇取引に気付いたものの、見逃していたと判明。南部の生前の不可解な言動に謎は深まる。そんな中、醍醐は南部が残した1枚の画稿が、戦後最大の謎となった怪事件の一部を描いたものだということに気付く。

  • 第4話
    第四話「真実」

    優希・醍醐とともに調査に当たっていた伊東が階段から突き落とされる。優希のもとにも「もう手を引け」というメッセージが……。何者かの影が2人に迫る。危険を感じながらも調査続行を決める2人。優希は、南部が残した紙芝居の作者、校条(田中泯)が事件の鍵を握ると見て、醍醐とともに校条のもとを訪ねることに。なんと校条は戦後最大の怪事件「下山事件」を題材にした漫画の作者であり、衝撃的な話を2人にするのだった。

  • 最終話
    最終話「共鳴」

    校条の話を聞いて以来、南部の自殺説に傾きつつあった醍醐。しかし優希は新たな目撃者を見つけ、南部が自殺にしては不自然な格好でビルから落ちていたことを知る。生前の南部は何をしようとしていたのか? 徐々に明らかになっていく南部の素性……。そんな中、醍醐は進退を懸けた「ある勝負」に出ることを決意する。果たして伝説の編集長の死に隠された真相とは、そして優希と醍醐がたどり着いた驚愕の真実とは……!?

来月の放送作品

連続ドラマW ヒトヤノトゲ ~獄の棘~

閉ざされた世界で渦巻く癒着、賭博、いじめ、隠蔽。腐敗した悪徳刑務所の闇をえぐる社会派サスペンスドラマ、一挙放送!

2009年に「雪冤」で第29回横溝正史ミステリ大賞とテレビ東京賞をダブル受賞し作家デビューした、大門剛明の小説「獄の棘」をドラマ化。

ストーリー

「鍵のない牢がある」という北関東刑務所に足を踏み入れた新人刑務官・武島良太(窪田正孝)。
そこで目にしたのは、受刑者のいじめの黙認、所内での賭博など正義とは程遠い刑務官の姿だった。
ある日、剛腕で法務省出身の名久井惣一(小澤征悦)が看守長として着任する。
一方、副看守長・岩本康隆(池田成志)が管轄する工場では、受刑者ながら力を持つ暴力団組長・神宮是清(泉谷しげる)に良太が手荒い歓迎を受けていた。
“刑務所の闇”に翻弄される良太は、名久井と対照的な現場出身の先輩・秋村繁晴(萩原聖人)に助言されるが、秋村の不可解な行動に困惑する。あらゆる思惑が交錯する所内。名久井は良太に腐敗した刑務所を一掃しようと“ある指示”をする。さらに神宮が良太に近づき、刑務官であった父の死について何か知っているかのようなことをほのめかす。
父にいったい何が? “誰も知らない閉ざされた世界”
ともいえる刑務所にある正義、真実とは―。

2017年制作
原作:
大門剛明『獄の棘』(角川文庫刊)
監督:
平山秀幸(映画『エヴェレスト 神々の山嶺』『愛を乞うひと』『レディ・ジョーカー』ほか)
脚本:
鈴木智(映画『金融腐蝕列島 呪縛』『誰も守ってくれない』 ほか)
音楽:
安川午朗(映画『八日目の蝉』『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』ほか)
出演:
窪田正孝 小澤征悦 ・ 泉谷しげる ・ 池田成志 萩原聖人
野波麻帆 駒木根隆介 田中要次 有薗芳記 モロ師岡 螢 雪次朗 中村育二

人物紹介

  • 新人刑務官 武島良太[窪田正孝]
  • 看守長 法務省キャリア組 名久井惣一[小澤征悦]
  • 神宮組組長 神宮是清[泉谷しげる]
  • 副看守長(第一区長) 岩本康隆[池田成志]
  • 看守部長 秋村繁晴[萩原聖人]
  • 「月灯」女主人 与田悦子 [野波麻帆]
  • 所長 田崎孝太郎[螢雪次朗]
  • 処遇部長 平沼秀直[中村育二]

各話あらすじ

  • 第1話
    第一話

    ある刑務所に足を踏み入れた新人刑務官・武島良太(窪田正孝)。そこで目にしたのは、受刑者のいじめの黙認など腐った刑務官の姿だった。ある日、法務省から名久井(小澤征悦)が看守長として着任し、受刑者ながら力を持つ暴力団組長・神宮(泉谷しげる)に目を光らせる。所内の闇に戸惑う良太は現場出身の先輩・秋村(萩原聖人)から助言されるが、思い描く正義ではなく……。そんな中、名久井が良太に下した指示とは―。

  • 第2話
    第二話

    「鍵のない牢」は実在した……。岩本副看守長(池田成志)が担当する神宮の房は事実上の無法地帯。神宮は岩本の下に就くことになった若手の小田(駒木根隆介)までをも懐柔しようとしているのか、所内に不穏な空気が漂う。名久井がはびこる悪を一掃すべく息巻いて良太に内偵のプレッシャーを掛ける一方、秋村は未決囚の殺人事件をネタに博打を始める。秋村の行動に不信感を募らせる良太もその事件の真相に迫ることになるが……。

  • 第3話
    第三話

    神宮は良太の父との接点を切り札に、良太にも近づく。父の死に疑問を抱き始める良太。そんな中、殺人で服役中の元ロック歌手・楠美(古河耕史)のもとに、謎の女・美代子(河井青葉)が度々面会に訪れる。受刑者に恋愛感情を持つ“プリズングルーピー”という存在を知った良太。美代子の目的は何なのか。純粋な気持ちで楠美に接しているのか。良太は秋村から美代子をネタにした賭けに誘われるが、名久井からの指示が脳裏を過ぎる。

  • 第4話
    第四話

    良太の父の死にも関与の疑いが浮上した美代子の背後には、組長代行を務める神宮の甥・省吾(田中要次)の存在があった。「むやみに動くな」と秋村に警告される良太だが……。所内では息子を殺された遺族・子安(外波山文明)の講話が開かれるが、受刑者の感想文に殺意が込められたものが見つかる。秋村の博打だけでなく岩本の受刑者に対する罵倒や暴力も黙認されている所内。この殺意は腐敗した刑務官たちに向けられたものなのか。

  • 第5話
    第五話

    13年前―良太の父が謎の死を遂げた同時期、受刑者の暴行死をにおわせる一件があった。父の死の真相に近づきつつある良太は、2つの事件に潜む刑務所のタブーに触れようとしていた。一方、所内では神宮率いる受刑者たちの名久井に対する襲撃計画が動き始めていた。さらに自分たちが築いた“快適”な生活を壊されつつある刑務官たちからも反発が高まる中、名久井の手によって、ある刑務所幹部と神宮の癒着も露呈し始め……。

  • 最終話
    最終話

    小田を救えなかったことを悔やむ良太。名久井もまた部下の死に報いようと、刑務所粛正のため、ついに神宮の移送を強行する。だが、秩序を取り戻すはずの刑務所は騒然となり、受刑者の暴動が勃発。一触即発の所内。暴徒化した受刑者らに応戦する刑務官たちだが、移送班の良太が襲われる。さらなる犠牲者が出てしまうのか。良太の危機にある行動を起こす秋村。腐敗した刑務所の棘が抜かれるとき、良太の父の死の真相が暴かれる。

連続ドラマW テミスの求刑

閉ざされた世界で渦巻く癒着、賭博、いじめ、隠蔽。腐敗した悪徳刑務所の闇をえぐる社会派サスペンスドラマ、一挙放送!

大門剛明原作のリーガルサスペンスをドラマ化。仲里依紗演じる検察事務官が、弁護士殺しの容疑者となった先輩検事とともに過去の冤罪事件の因縁を解き明かしていく。

ストーリー

検察庁の事務官・平川星利菜(仲里依紗)には、警官だった父を殺害された過去があった。星利菜は、その犯人を自白させ、刑を確定させた検事・田島亮二(岸谷五朗)を尊敬していたが、ある日、その犯人が冤罪を主張し刑務所で自殺したことを知る。数日後、弁護を行なった黒宮弁護士(佐藤二朗)と顔を合わせた田島は、真犯人の存在をほのめかされるが、その直後黒宮は遺体で発見される。現場の防犯カメラには、返り血を浴びた田島の姿が。父殺害事件の冤罪疑惑、田島の殺人容疑。星利菜は自らの正義を持って真相を暴くため、事件に立ち向かう…。

2018年制作
原作:
大門剛明「テミスの求刑」(中央公論新社刊)
監督:
権野 元(「連続ドラマW 悪貨」「連続ドラマW 震える牛」)
脚本:
久松真一(「ドラマW 再生巨流」『64 ロクヨン』、香坂隆史 「ドラマW 埋もれる」)
音楽:
梅野悠大
出演:
窪田正孝 小澤征悦 ・ 泉谷しげる ・ 池田成志 萩原聖人
野波麻帆 駒木根隆介 田中要次 有薗芳記 モロ師岡 螢 雪次朗 中村育二

人物紹介

  • 静岡地方検察庁検察立会事務官 平川星利菜[仲里依紗]
  • 検事 滝川要[杉本哲太]
  • 静岡地方検察庁三席検事 田島亮二[岸谷五朗]
  • 静岡県警地域課巡査部長 水谷康介[高岡奏輔]
  • 弁護士 黒宮和彦[佐藤二朗]
  • 弁護士 深町代言[袴田吉彦]
  • 澤登健太郎の父 澤登栄太郎[世良公則](特別出演)

各話あらすじ

  • 第1話
    第一話

    検察庁の事務官・平川星利菜(仲里依紗)には、警官だった父(螢雪次朗)を不良青年・健太郎(山根和馬)に殺害された過去があった。星利菜は健太郎を自白に追い込んだ検事・田島(岸谷五朗)のもとで働くことになり、充実した日々を送っていた。しかしある日、健太郎が無罪を主張し、刑務所で自殺したことから事態は一転する。数日後、星里菜のもとに、謎の男から「田島は人殺しだ」と脅迫電話がかかってくるが…。

  • 第2話
    第二話

    黒宮弁護士(佐藤二朗)が殺害され、特別手配されている容疑者・田島(岸谷五朗)が行方不明となってから、検察は世論から厳しい目を向けられていた。星利菜は、田島の代わりに異動してきた曲者の滝川検事(杉本哲太)の事務官となる。そんな時、姿を消した田島から星利菜に連絡が入り、静岡地検の通用口の鍵を施錠しないで欲しいと懇願される。田島は一体何を隠し、何をしようとしているのか、星利菜は疑心暗鬼になり…

  • 第3話
    第三話

    黒宮(佐藤二朗)殺しの罪で逮捕された田島(岸谷五朗)の弁護を深町(袴田吉彦)が担当することになり、無罪を主張。田島の取り調べは滝川(杉本哲太)と星利菜(仲里依紗)が担当することになったが、なぜ血まみれでナイフを持って監視カメラに映っていたのかという問いに黙秘を続けていた。そんな田島の態度に違和感を覚えた星利菜は、少しでも真相に近づくため、父親(螢雪次朗)を殺された事件を再度調べ始めるが……。

  • 最終話
    最終話

    牧原(遠藤雄弥)からすべての真相を話しますと言われ、静岡駅へ向かう星利菜(仲里依紗)。しかし、現われた牧原は変わり果てた姿になっていた。一体誰が何の目的で…。すべての事件をもう一度振り返った星利菜の脳裏にある人物が浮かび上がる。最愛の父が殺された事件、そしてその事件と交錯して巻き起こるさまざまな事件。星利菜は、公判を控えている田島(岸谷五朗)とともに、真相を暴くために奔走する。

再放送作品

連続ドラマWとは?

連続ドラマWとは、WOWOW独自のドラマ製作プロ ジェクト。WOWOWは2003年から「ドラマW」としてオリジナルドラマの製作をスタートし、2008年からは連続ドラマの製作も開始しました。連続ドラマWは、有料放送という特性を活かし、スポンサーの制限を受けることなく自由なドラマ作りが可能です。演出には映画監督を中心に起用し、一流作家による骨太な原作を全5~6話で完結する無駄のない構成で映像化。キャスティングも実力派俳優にこだわり、本格的な社会派ドラマを生み出しています。連続ドラマWは、大人が楽しめる、他にはない高品質なドラマなのです。