名画の理由

危険な関係 [4Kレストア版]
月曜よる11時頃

名画が名画である理由、お教えいたします。 映画史に偉大な足跡を残す名監督、名脚本家、名キャメラマン……
彼らが生み出した名画を毎月お届けすると共に、それらがなぜ名画と呼ばれるのかを、いくつかのキーワードと紐解くミニ番組を本編前にお届けします。声の案内役は、無声映画のセリフや解説をする「活動弁士」として今、国内外で大きな注目を集める片岡一郎さん。名調子に酔ううちに、名画の理由が解ってしまうのです。

『危険な関係[4Kレストア版]』ほか

7月の放送作品

7月は
映画監督ロジェ・ヴァディム
の「名画の理由」

  • 1、ジャズへの接近
  • 2、オレの女自慢

詳しい理由は、解説番組にてご説明いたしましょう。

ロジェ・ヴァディム
〈1928年1月26日生まれ 2000年2月11日死去〉

フランス人の母とロシアからの移民の父との間に、フランス・パリに生まれる。助監督、脚本家を経て、1956年に当時の妻ブリジット・バルドーを主演にした『素直な悪女』で監督デビュー。一躍バルドーをフランスのセックス・シンボルに押し上げる。その後すぐに離婚するも、モデルのアネット・ストロイベルグや女優のカトリーヌ・ドヌーヴ、ジェーン・フォンダと浮名を流し、それぞれの女優をキャストに据えて映画を撮るなど、プレイボーイとしても有名。代表作は『危険な関係』『獲物の分け前』『バーバレラ』など。

  • 危険な関係 [4Kレストア版]

    7月1日(月) 23:00

    危険な関係 [4Kレストア版]

    1959年 フランス
    監督:ロジェ・ヴァディム
    出演:ジャンヌ・モロー/ジェラール・フィリップ

    ジェラール・フィリップとジャンヌ・モローの共演でロジェ・ヴァディム監督がコデルロス・ド・ラクロの小説を映画化。現代のパリで外交官夫妻はそれぞれに恋人を作り……。

  • バーバレラ

    7月8日(月) 22:45

    バーバレラ

    1968年 フランス=イタリア=アメリカ
    監督:ロジェ・ヴァディム
    出演:ジェーン・フォンダ/ジョン・フィリップ・ロー

    ジェーン・フォンダが当時の夫ロジェ・ヴァディム監督のもと、セクシーなヒロイン役を演じ、カルト映画の定番として評価が定着した、異色のエロティックSFファンタジー。

  • 世にも怪奇な物語

    7月15日(月・祝) 22:45

    世にも怪奇な物語

    1967年 フランス=イタリア
    監督:ロジェ・ヴァディム/ルイ・マル/フェデリコ・フェリーニ
    出演:ジェーン・フォンダ/ピーター・フォンダ

    エドガー・アラン・ポーの原作を三人の巨匠が映画化したオムニバス・ホラー。妖艶なジェーン・フォンダ、アラン・ドロンに鞭打たれるB.B.など豪華配役の共演も見どころ。

8月の放送作品

アッバス・キアロスタミ
ダミー

8月は
キャメラマン宮川一夫
の「名画の理由」

  • 1、現像部出身
  • 2、カメラワーク
  • 3、巨匠監督総ナメ

詳しい理由は、解説番組にてご説明いたしましょう。

宮川一夫
〈1908年2月25日生まれ 1999年8月7日死去〉

京都で生まれた宮川は、18歳で日活京都へ入社し見習いとして3年間修業する。その後撮影助手を経験し、1935年の『お千代傘』で撮影監督としてデビュー。1943年の『無法松の一生』で、その美しい映像が高い評価を受ける。その後、溝口健二や黒澤明、小津安二郎、市川崑など、名立たる巨匠監督の作品を撮影。黒澤明監督の『羅生門』では日本映画初のヴェネチア映画祭金獅子賞を獲得し、宮川も世界から高い評価を得る。『おとうと』では、独特の技法「銀残し」を生み出し、これは現在世界中の映画で用いられている。60年以上のキャリアの中で多くの映画を撮影し晩年までキャリアを続け、91歳で他界する。

  • おとうと(1960) [4K修復版]

    8月5日(月) 23:00

    おとうと(1960) [4K修復版]

    1960年 日本
    監督:市川崑
    出演:岸恵子/川口浩

    市川崑監督が、姉弟が互いに支え合って絆を築く姿を綴る。カンヌ映画祭でフランス映画高等技術委員会賞受賞。 [4K修復版をマスターとした2Kダウンコンバート放送]

  • 浮草 [4K修復版]

    8月19日(月) 23:00

    浮草 [4K修復版]

    1959年 日本
    監督:小津安二郎
    出演:中村鴈治郎(2代目)/京マチ子

    小津安二郎監督がキャメラに宮川一夫、主役陣に京マチ子、若尾文子らを迎えて、自作を再映画化した名作人情劇。 [4K修復版をマスターとした2Kダウンコンバート放送]

  • 新・平家物語

    8月26日(月) 23:00

    新・平家物語

    1955年 日本
    監督:溝口健二
    出演:市川雷蔵/久我美子

    溝口健二監督が、デビューしてからまだ間もない市川雷蔵を主役に抜擢し、吉川英治の同名歴史小説を映画化。主人公の平清盛役を演じた雷蔵のりりしい若武者ぶりが見ものだ。

声の案内役
活動弁士・片岡一郎

1977年生まれ。活動弁士の第一人者・澤登翠の一番弟子として、2002年に入門。これまでの総演目数は約350本、18カ国で公演を行い、失われた無声映画のフィルム発掘にも尽力。2019年は大河ドラマ『いだてん』に出演、年末公開の周防正行監督最新作『カツベン!』では出演と活動弁士指導を務めている。