名画の理由

サテリコン [4K修復版]
月曜よる11時頃

名画が名画である理由、お教えいたします。 映画史に偉大な足跡を残す名監督、名脚本家、名キャメラマン……
彼らが生み出した名画を毎月お届けすると共に、それらがなぜ名画と呼ばれるのかを、いくつかのキーワードと紐解くミニ番組を本編前にお届けします。声の案内役は、無声映画のセリフや解説をする「活動弁士」として今、国内外で大きな注目を集める片岡一郎さん。名調子に酔ううちに、名画の理由が解ってしまうのです。

『サテリコン [4K修復版]』ほか

シネフィルWOWOWの真髄である名画枠「世界の巨匠」が、6月から「名画の理由」としてリニューアル。
映画監督をはじめ、脚本家やカメラマンなど映画にまつわる様々な名匠を取り上げ、彼らの手がけた映画が名画たる理由を解説いたします。

6月の放送作品

6月は
フェデリコ・フェリーニ
の「名画の理由」

  • 1、随筆のような語り口
  • 2、壮大すぎるセット
  • 3、自己分析的映画

詳しい理由は、解説番組にてご説明いたしましょう。

フェデリコ・フェリーニ
〈1920年、イタリア出身〉

高校卒業後、新聞社に務める。風刺漫画やコラムニストとして活動しながら、ラジオの脚本も手掛ける。フェリーニの代表作『道』や『カリビアの夜』等に出演した妻のジュリエッタ・マンシーナとは、ラジオの番組を通じて知り合い、1943年に結婚した。ローマが連合国軍の制圧下に入ると似顔絵店を開業。そこで映画監督のロベルト・ロッセリーニと出会ったことから、映画制作に脚本家として携わるようになる。1950年に『寄席の脚光』で監督デビュー( アルベルト・ラットゥアーダとの共同監督作品)。ネオレアリズモの後継者として注目される。1959年発表の『甘い生活』以降は、シンボル的映像表現が印象的な作品を発表する。映画スタジオ、チネチッタに大規模なセットを作って 撮影することにこだわり、そこで多くの幻想的で退廃的な傑作が生まれ「映像の魔術師」と呼ばれる。1993年に心臓発作で亡くなった。

  • フェリーニのローマ [2K修復版]

    6月8日(月)22:55~

    フェリーニのローマ [2K修復版]

    古代と現代が共存する都市ローマを、フェデリコ・フェリーニ監督が自らの幻想を通して描く。ドキュメンタリーともファンタジーともつかぬ独自の世界観が光るドラマ。

  • サテリコン [4K修復版]

    6月15日(月)23:30~

    サテリコン [4K修復版]

    フェデリコ・フェリーニ監督が、古代ローマ時代、ペトロニウスが当時の有力者たちの退廃を記録した文学を映画化した、鮮烈なスペクタクル。監督の“ローマ3部作”の1本。

  • 8 1/2

    6月22日(月)23:15~

    8 1/2

    巨匠フェデリコ・フェリーニの代表作。創作に行き詰まった映画監督の苦悩を、現実と幻想を交えて描き出した傑作。出演はマルチェロ・マストロヤンニ、アヌーク・エーメ。

※6/1はお休み

7月の放送作品

7月は
ヤン・シュヴァンクマイエル
の「名画の理由」

  • 1、人形劇の伝統
  • 2、奇怪なアニメーション
  • 3、手法の横断

詳しい理由は、解説番組にてご説明いたしましょう。

ヤン・シュヴァンクマイエル
〈1934年、チェコスロバキア出身〉

⾃らの作品をシュルレアリスムと銘打つ、ヤン・シュヴァンクマイエルは、チェコにおけるシュルレアリスム宣⾔が出された1934 年に⽣まれた。10 代でチェコ・シュルレアリスムの推進者カレル・タイゲの詩と出逢い、シュルレアリスムに興味を抱くようになる。プラハ芸術アカデミー演劇学部⼈形劇科で演出と舞台美術を学ぶ。⽀配を巡り近隣諸国に翻弄されてきたチェコ⼈にとって、⼈形劇が⺟国語を守る重要な役割を持ち、幼少期から⼈形劇に親しんたことは、彼の作品にも影響を与えている。初の映像作品を⼿掛けたのち、1970年頃にシュルレアリスム・グループに参加する。シュヴァンクマイエルはシュルレアリスムを芸術ではなく⼀定の精神的思考と考えており、幻想的で、無意識から⽣まれるイメージを⼈形やコラージュをストップモーション技術で表現。唯⼀無⼆の世界観を⽣み出し続ける。代表作は「アリス」「ファウスト」「オテサーネク」。

  • アリス(1988)

    7月6日(月)23:00~

    アリス(1988)

    チェコが生んだアートアニメ界の奇才ヤン・シュヴァンクマイエル監督が、ルイス・キャロルのファンタジー童話『不思議の国のアリス』を、3年をかけて映画化した初の長編。

  • ファウスト(1994)
    HDテレビ初

    7月13日(月)23:15~

    ファウスト(1994)

    アート・アニメーションの鬼才ヤン・シュヴァンクマイエル監督の「アリス」に続く長編2作目。実在したとされる魔術師の伝説を監督が独自の解釈にもとづいて映像化。

声の案内役
活動弁士・片岡一郎

1977年生まれ。活動弁士の第一人者・澤登翠の一番弟子として、2002年に入門。これまでの総演目数は約350本、18カ国で公演を行い、失われた無声映画のフィルム発掘にも尽力。2019年は大河ドラマ『いだてん』に出演、年末公開の周防正行監督最新作『カツベン!』では出演と活動弁士指導を務めている。