名画の理由

おとうと(1960) [4K修復版]
月曜よる11時頃

名画が名画である理由、お教えいたします。 映画史に偉大な足跡を残す名監督、名脚本家、名キャメラマン……
彼らが生み出した名画を毎月お届けすると共に、それらがなぜ名画と呼ばれるのかを、いくつかのキーワードと紐解くミニ番組を本編前にお届けします。声の案内役は、無声映画のセリフや解説をする「活動弁士」として今、国内外で大きな注目を集める片岡一郎さん。名調子に酔ううちに、名画の理由が解ってしまうのです。

『おとうと(1960) [4K修復版]』ほか

シネフィルWOWOWの真髄である名画枠「世界の巨匠」が、6月から「名画の理由」としてリニューアル。
映画監督をはじめ、脚本家やカメラマンなど映画にまつわる様々な名匠を取り上げ、彼らの手がけた映画が名画たる理由を解説いたします。

8月の放送作品

アッバス・キアロスタミ

8月は
キャメラマン宮川一夫
の「名画の理由」

  • 1、監督も呆れるこだわり
  • 2、シビれる画作り
  • 3、現像部出身

詳しい理由は、解説番組にてご説明いたしましょう。

宮川一夫
〈1908年2月25日生まれ 1999年8月7日死去〉

京都で生まれた宮川は、18歳で日活京都へ入社し見習いとして3年間修業する。その後撮影助手を経験し、1935年の『お千代傘』で撮影監督としてデビュー。1943年の『無法松の一生』で、その美しい映像が高い評価を受ける。その後、溝口健二や黒澤明、小津安二郎、市川崑など、名立たる巨匠監督の作品を撮影。黒澤明監督の『羅生門』では日本映画初のヴェネチア映画祭金獅子賞を獲得し、宮川も世界から高い評価を得る。『おとうと』では、独特の技法「銀残し」を生み出し、これは現在世界中の映画で用いられている。60年以上のキャリアの中で多くの映画を撮影し晩年までキャリアを続け、91歳で他界する。

  • おとうと(1960) [4K修復版]

    8月5日(月) 23:00

    おとうと(1960) [4K修復版]

    1960年 日本
    監督:市川崑
    出演:岸恵子/川口浩

    市川崑監督が、姉弟が互いに支え合って絆を築く姿を綴る。カンヌ映画祭でフランス映画高等技術委員会賞受賞。 [4K修復版をマスターとした2Kダウンコンバート放送]

  • 浮草 [4K修復版]

    8月19日(月) 23:00

    浮草 [4K修復版]

    1959年 日本
    監督:小津安二郎
    出演:中村鴈治郎(2代目)/京マチ子

    小津安二郎監督がキャメラに宮川一夫、主役陣に京マチ子、若尾文子らを迎えて、自作を再映画化した名作人情劇。 [4K修復版をマスターとした2Kダウンコンバート放送]

  • 新・平家物語

    8月26日(月) 23:00

    新・平家物語

    1955年 日本
    監督:溝口健二
    出演:市川雷蔵/久我美子

    溝口健二監督が、デビューしてからまだ間もない市川雷蔵を主役に抜擢し、吉川英治の同名歴史小説を映画化。主人公の平清盛役を演じた雷蔵のりりしい若武者ぶりが見ものだ。

9月の放送作品

9月は
映画監督ジム・ジャームッシュ
の「名画の理由」

  • 1、ミニマリズム
  • 2、ロビー・ミューラー
  • 3、オムニバス

詳しい理由は、解説番組にてご説明いたしましょう。

ジム・ジャームッシュ
〈1953年1月22日生まれ〉

アメリカ、オハイオ州アクロン出身。作家を志してコロンビア大学で文学を学ぶが、フランス滞在中に映画に目覚め、卒業後にニューヨーク大学大学院の映画学科へ進学。1980年に卒業制作として手掛けた初の長編映画『パーマネント・バケーション』で注目を集め、長編2作目となる『ストレンジャー・ザン・パラダイス』でカンヌ国際映画祭のカメラ・ドールを受賞し脚光を浴びる。以降も、『ミステリー・トレイン』『デッドマン』『コーヒー&シガレッツ』『ブロークン・フラワーズ』など話題作を続々発表。米インディペンデント界を代表するフィルムメーカーとして活躍し、独特のオフビートな作風でファンを魅了する。

  • ストレンジャー・ザン・パラダイス

    9月2日(月)23:00

    ストレンジャー・ザン・パラダイス

    ジム・ジャームッシュ監督の名前を一躍世に知らしめた秀作。第37回カンヌ国際映画祭でカメラドールを受賞。若者3人の交流を、独特で新鮮な映像とサウンドの感覚で描写。

  • ダウン・バイ・ロー

    9月9日(月)23:30

    ダウン・バイ・ロー

    鬼才ジム・ジャームッシュ監督が『ストレンジャー・ザン・パラダイス』に続いて手掛けた長編第3作。刑務所で知り合い、脱走した男性3人の珍道中を独特のタッチで描写。

  • ミステリー・トレイン

    9月16日(月)23:00

    ミステリー・トレイン

    鬼才ジム・ジャームッシュ監督が、永瀬正敏、工藤夕貴らをキャストに迎えた、オムニバス形式のコメディ。メンフィスを訪れた異邦人3組が同一時刻に体験する出来事を描写。

声の案内役
活動弁士・片岡一郎

1977年生まれ。活動弁士の第一人者・澤登翠の一番弟子として、2002年に入門。これまでの総演目数は約350本、18カ国で公演を行い、失われた無声映画のフィルム発掘にも尽力。2019年は大河ドラマ『いだてん』に出演、年末公開の周防正行監督最新作『カツベン!』では出演と活動弁士指導を務めている。